トヨタは2019年6月7日、電気自動車(EV)普及に向けた商品展開の取り組みについて発表した。
今回発表されたのは、2017年の東京モーターショーで発表されたコンセプトモデル「i RIDE」を進化させ、市販化を見据えた2名乗車のモデル(2020年発売予定)をはじめとする数種類の超小型EV。2名乗車の4輪モデルは免許取り立ての人、高齢者などをターゲットにしており、1充電でおよそ100kmほどの走行が可能だという。また、リゾート地での局地的な移動を想定した小型の3輪EV「i-ROAD」の概要も公開された。
これらに加え、歩行者領域のEVとして、立ち乗りタイプ(2020年発売予定)、座り乗りタイプ(2021年発売予定)、車いす連結タイプ(2021年発売予定)も合わせて発表された。いずれも2時間〜2.5時間の充電時間で10km〜20kmの距離を走行可能。これらは歩行に支障がある方に向け、大規模施設や観光地で貸与する用途を想定したものとなっている。
今後トヨタは、自動車メーカーという枠を超え、すべての人に移動の自由を提供するモビリティカンパニーとして、社会貢献を視野に入れた活動に力を入れていくという。
No Comments