
福祉車両の種類
現在、福祉車両には大きく分けて、次の4つの種類があります。
◎助手席アシスト:「助手席回転(スライド・チルト)シート」、「助手席リフトアップシート」
◎後席アシスト:「サイドリフトアップシート」
◎車いす仕様:「車いすスロープタイプ」、「車いすリフトタイプ」
◎運転アシスト:「運転補助装置付車」
この中から「乗り降りをラクにしたい」、「車いすからシートへ移乗したい」、「自分で運転したい」などの希望やライフスタイルに合った福祉機能のタイプを選んで、便利で快適なクルマを手に入れましょう。
◎助手席アシスト:「助手席回転(スライド・チルト)シート車」
杖などを使ってご自身で歩くことができる方、クルマの乗り降りに不便を感じている方に適したタイプとなります。助手席が外側に向けて回転、または回転してスライドおよびチルトをして、乗り降りをサポートします。手軽さと助手席ゆえの視界のよさが特徴です。
check point !
・乗る方が、シートに深く座れるか? 回転時につま先や頭がぶつからないか?
・乗る方、介助する方が、シートの回転操作をスムーズに行えるか?
◎助手席アシスト:「助手席リフトアップシート車」
助手席回転(スライド・チルト)シート車より、車いすからの乗り降りがラクにできます。シート操作は電動式なので、介助する方の負担が少ないのが特徴です。
check point !
・シートがクルマの横にせり出すので、駐車場などのスペースを確認。
・乗り込む時ににつま先や頭がぶつからないか?
◎後席アシスト:「サイドリフトアップシート車」
外出時に車いすや杖などを使われる方、半身マヒなどで乗り降りする方向が限られる方、つねに介助が必要な方に適したタイプとなります。スライドドアを採用したモデルが多く、開口部も大きめです。また、助手席リフトアップシート車と比べて、シートまわりのスペースが大きくとれ、乗り降りしやすいのも特徴です。
check point !
・シートがクルマの横に大きくせり出すので、駐車場などのスペースを確認。
・乗り込む時ににつま先や頭がぶつからないか?
◎車いす仕様:「スロープタイプ」
常時車いすを使用する方、クルマの座席への移乗が困難な方に適したタイプとなります。スロープタイプは、電動ウインチをリモコン操作して引っ張ってもらう電動タイプと、比較的素早い乗り降りが可能な手動式とがあります。
check point !
・駐車場や自宅の出入り口に、スロープを展開するスペースがあるか?
・スロープは、介助者が手で車いすを押せる角度か?
◎車いす仕様:「リフトタイプ」
常時車いすを使用する方、つねに車いすを水平に保つ必要のある方に適したタイプとなります。介助する方がシートへの移乗を手助けできない場合にもお薦めのタイプとなります。
check point !
・リフトがクルマ後方に大きくせり出すので、駐車場などのスペースを確認。
・スロープタイプと比べ、リフトが車内で場所をとるので、その他の広さを確認。
◎運転アシスト:「運転補助装置付車」
車いすを収納して自分で運転するタイプと、手のみで運転操作できる「手動タイプ」、足のみで操作できる「足動タイプ」の3タイプがあります。右手だけで操作できるステアリング、前後の動きでアクセル/ブレーキ操作ができるレバー、ステアリング操作をが行えるペダルなど、ユーザーに合わせて細かな装置があるので、販売店で相談してみましょう。
check point !
・乗る方が車いすの場合、車いすの積み下ろしや運転席への移乗がスムーズか?
・安定した運転姿勢を保つことができるか?
・オーダー内容によっては時間がかかる場合もあるので納車時期を確認。
福祉車両の税金・補助について
福祉車両は、条件によって税金の優遇措置や補助が得られます。
【消費税】
身体の不自由な方が運転するために、運転補助装置が取り付けられている車両と、車いすなどを使って乗車できるよう一定の改造が施されている車両は、譲渡や貸付、製作の請負、修理などの消費税がすべて「非課税」となります。
※詳しくは福祉車両の販売店、またはお住まいの地区の税務署にお問い合わせください。
【自動車取得税・自動車税・軽自動車税】
身体の不自由な方が運転する車両や、障がいのある方と生計をともにする方が運転し、その障がいのある方のために使う車両などは、「自動車取得税」や「自動車税」、「軽自動車税」が減免される場合があります。ただし、「減税や免税」は、適用の基準や条件などが自治体ごとに異なるため、居住する地区の税事務所(軽自動車税は市区町村の役場)、または福祉事務所にお問い合わせください。
【エコカー減税の対象です】
一定の環境性能(排出ガス、燃費)を満たしていれば、福祉車両も税金の減免措置が受けられます。
(注)自動車重量税は平成29年4月30日まで。自動車取得税は平成29年3月31日までの措置です。詳しくは自動車販売店にお問い合わせください。
【購入のための貸付制度があります】
市区町村の社会福祉協議会にお申し込みください。ただし、貸付金額、貸付条件などは地域によって異なります。詳しくは社会福祉協議会、またはお住まいの地区の福祉事務所にお問い合わせください。
【改造費用の一部を助成する制度があります】
障がいのある方が就労などのためにクルマが必要な場合、そのクルマの改造費用の一部を助成する制度があります。金額や適用条件などは各自治体で異なり、所得制限などもあります。また、実施していない自治体もありますので、お住まいの地区の福祉担当窓口や改造を依頼するお店に相談しましょう。