トヨタ・モビリティ基金、自律制御電動車椅子の製品化に向け100万ドルを支援

2020/12/18（金）配信

　トヨタは、一般財団法人トヨタ・モビリティ基金（Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」）が「モビリティ・アンリミテッド・チャレンジ」において、Phoenix Instinct社（英国）の自律制御電動車椅子を最優秀作品として選定。作品の製品化に向けた活動資金100万ドルを授与し、支援を継続すると発表した。

　「モビリティ・アンリミテッド・チャレンジ」とは、2017年11月から開始され、肢麻痺者の移動の自由に貢献する革新的な補装具の実現に向けたコンテストで、世界28カ国、80以上のチームから画期的なアイデアが寄せられている。

　Phoenix Instinct社（英国）の自律制御電動車椅子は、前輪搭載のパワーアシストとAIを活用した重心制御を組み合わせて車体の制御を容易にするとともに、乗り心地を改善。さらに、下り坂を検知してブレーキシステムが作動する機構を搭載することで、安全面での性能を向上させたものとなっている。