トヨタは、これまでスマートフォン向けのナビゲーションアプリを有料(2500円/年)で提供してきた。車載通信機から収集されたビッグデータに基づいた、トヨタ独自の精度が高い渋滞情報、渋滞を回避するルート案内などが好評を博してきたが、このたびナビアプリの無料公開を開始した。
同じくビッグデータに基づく通行実績情報は、すでに災害時の救援活動を支援する目的で「通れた道マップ」として、Webサイトで無料公開されている。しかし、今回無料公開されるナビアプリ「T-Connect(TC) スマホナビ」には、この「通れた道マップ」をナビ画面に常時表示して幅広いユーザーに情報提供する。トヨタは、平常時から慣れ親しんでもらうことで、災害時において有効に活用してもらえることを期待して、無料提供を決定したという。
この無料ナビアプリは、従来からのナビゲーション機能の視認性や操作性を一層高め、大規模災害時には「通れた道マップ」に「被災地の航空写真」を表示することも可能とした。さらに、2017年夏頃には「通れた道マップ」を反映したナビゲーションのルート探索機能を追加するなど、災害対策機能を一層強化する予定だ。
加えて、駐車場シェアリングサービス「akippa」が提供するサービスと連携し、駐車場の検索や予約、駐車場までのナビゲーションサービスも提供する。今後は「パーク24」が展開する同様のサービスとも連携するなど、充実させていく予定だ。
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