2022/8/24(水)配信
トヨタは、コンパクトミニバンのシエンタをフルモデルチェンジし、8月23日に発売した。同時にシエンタをベースとした福祉車両も一新された。
エクステリアは、車体のコーナーに丸みを持たせつつ箱型デザイン(シカクマル)とすることで、コンパクトで取りまわしのよさを実現。ボディサイドには大きなサイドプロテクションモールを備えることで、気兼ねなく使えるツール感を演出した。インテリアも「シカクマル」をモチーフとし、水平基調のインパネと左右ドアベルトラインへシームレスな繋がりを表現。これにより、室内の広がりと車両間隔のつかみやすさをサポートする。また、収納スペースには、入れるものをを表現したピクトグラムが施されるのも特徴。
ユーティリティ面では、5ナンバーサイズはそのままに、先代から室内高20mmをアップ。またクラストップレベルとなる最大1000mmの前後カップルディスタンスを実現し、2列目シートの居住性も高められた。330mmの低いフロア高や段差のないフラットフロアを踏襲しつつ、スライドドア開口部を従来比+60mmの1200mmに拡大し、乗降性もさらによくなっている。
安全面では、プリクラッシュセーフティやプロアクティブドライビングアシストなどの先進機能が盛り込まれたトヨタセーフティセンスを全車標準装備。パワートレインは、1.5Lガソリンと1.5Lのハイブリッドが搭載され、後者はクラストップレベルのWLTCモード燃費28.8km/Lを実現している。
福祉車両(ウェルキャブ)は、全4種類を設定。車いす仕様車”タイプI”は、後輪エアサスペンションによるなだらかなスロープや前倒れ機能付き手動スロープを装備。車いす仕様車”タイプII”は、専用助手席シートを折り畳めば、運転席から手が届く位置に車いすを固定できる。またストレッチャーでの乗車も可能。そのほか法人向けの車いす仕様車”タイプIII”、車いす利用者自身が運転するフレンドマチック取付用専用車が設定される。
●価格帯(消費税非課税・北海道と沖縄は価格が異なる)
車いす仕様車”タイプI”:207万2000円〜296万7000円
車いす仕様車”タイプII”:230万円〜261万6000円
車いす仕様車”タイプIII”:202万2000円〜246万9000円
フレンドマチック取付用専用車:232万2000円〜289万2000円
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