2024/11/1(金)配信
ヤマハ発動機は、車いす電動化ユニットの新製品「JWG-1」を2025年1月に国内販売を開始すると発表した。車いす電動化ユニットのフルモデルチェンジは、2015年の「JWX-1 PLUS+」と「ジョイユニットX PLUS+」以来10年ぶりのこと。
車いす電動化ユニットは、手動車いすに後付けで装着するシステムユニット。主に車いすメーカーに供給し、手動車いす製品に装着することで電動化を実現する。今回新たに開発された「JWG-1」は、自走操作部の液晶画面の見やすさの向上、介助用操作部への液晶画面追加、レバースロットルの採用により使いやすさにこだわった。
また、ユニット耐荷重量の向上(125kg→160kg)、タイヤ軸トルク性能の向上(25.3Nm→50.1Nm)、バッテリーの軽量化(3.4kg→2.4kg)など、走行ユニットの性能向上も実現している。なお、同社は今後、電動化ユニット専業メーカーとしてユニットやシステム部品の開発・製造に専念し、これに伴い2025年3月をもって完成車の販売を終了する。「JWG-1」は欧州(4月予定)や米国(9月予定)をはじめ、世界各国の市場への導入も計画しているという。
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