文と写真●Believe Japan 2021/7/12(月)配信 福祉用具の活用で、障がい者の自立支援や安全・安心な介護の実現を目指すアビリティーズが独自輸入したビリーヴカー(福祉車両)「フォクルクスワーゲン キャディマキシ」を体験試乗。イタリアのフォカッチャグループがビリーヴカーとして架装した「ジニアスランプ(5名+車いす1台)」をご紹介します。 関連記事:電動車いすユーザーの悩みを解決する欧州製ビリーヴカー(福祉車両)に乗った! ...
On 2021年7月12日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 2021/4/15(木)配信 福祉用具の活用で、障がい者の自立支援や安全・安心な介護の実現を目指すアビリティーズ。今回彼らが独自輸入したビリーヴカー(福祉車両)を試乗することができたので、ご報告したい。 車両は「フォクルクスワーゲン キャディ マキシ」。このクルマは欧州ではかなりポピュラーな存在で、商用利用を目的としているだけに、ガッチリと作られているのが特徴。実際、現地では宅配サービスや花屋さん、警察や工事現場など、あらゆるところで活躍している。ちなみに、5人乗りのスタンダードボディと7人乗りのロングホイールベース版があり、後者は「マキシ」と呼ばれている。そして、この車両をイタリアのフォカッチャグループがビリーヴカーとして架装した「ジニアスランプ(5名+車いす1台)」が、今回試乗したモデルである。 導入の背景を、販売責任者である中村さんに伺った。 「日本には優れた福祉車両がたくさんありますが、単体重量で200kgにもなる電動車いすを載せることができる車両となると、主に施設が使用するリフト型に限られてしまいます。そこで、もっとファミリーユースに適したモデルはないかと検討し続け、最終的にこのモデルを輸入することに行き着きました」。 この車両は右ハンドル仕様で、スリーサイズは全長4850mm×全幅1793mm×全高1868mm。経済的な直列4気筒2Lディーゼルターボで、トランスミッションにはツインクラッチの6速DSGが搭載されている。「耐荷重300kg、車いすを載せないときのスロープの床面収納、そして、故障リスクの少ない手動式にこだわりました」と中村さん。事実、日本ではスロープに電動式が採用されることがほとんどだが、欧州では、手動式が選ばれることが多い。 早速、高速道、一般道をじっくり走らせてもらったが、素直に運転しやすい!というのが第一印象。運転席からのボディの見切りがいいことに加え、1800mm以下の全幅だから、コンビニやちょっとしたところでの駐車でストレスがない。また、2Lディーゼルターボと6速DSGとの組み合わせも絶妙で、アクセルを踏み込めば1810kgの車重をグイグイと加速させる。このDSGは、ある程度車速がのったときにコースティング機能が働くため(アクセルをオフにするとニュートラルに入る)、さらなる燃費性能も期待できそうだ。 そして、次に関心したのが優れたボディ剛性感。とくに高速走行中にはステアリング、シート、ボディがひとつの塊としてしっかり体に伝わってくるので、疲労感が少ない。これは、制限速度無制限区間のあるアウトバーンがある、ドイツ車ならではの美点だろう。あらためてクルマというのは基本的なところがいかに重要か感じ入った。 最後は気になる後席についても触れておきたい。担当したスタッフは「広さと開放感がある」ところが美点。あえてデメリットをあげてもらうと「運転席との会話は十分できるが、遮音性がさらにアップすると魅力が増す」という感想だった。 車両価格は600万円(消費税免除)。納車後の点検整備は、日産自動車販売株式会社が行うという。既存の大型国産ミニバンに電動車いすを載せる加工をすると、800万~1000万円近くすることもあるというだけに、コストパフォーマンスに優れた1台だと思うが、いかがだろうか。 アビリティーズの問い合わせ先:https://www.abilities.jp/blog/event/caddy_maxi_Presentation20210416 ...
On 2021年4月15日 / By wpmaster2020/6/11(木)配信 福祉用具、福祉機器、介護用品などの販売やリース事業を幅広く展開しているアビリティーズ・ケアネット株式会社。今回、そのスタッフたちが新型コロナウィルス予防の外出自粛中に自作した製品紹介の動画を、103本アップしたと発表した。 【緊急事態宣言中に社員が自作した福祉用具の動画集】 https://www.abilities.jp/tokushu/shain_video 動画は、移乗機器(18本)、入浴機器(14本)、床ずれ予防(6本)、移動用具(11本)、杖・歩行器(9本)、リハ・運動機器(10本)、バリアフリー(9本)、日常生活用具(15本)、自助具(4本)、店舗紹介(7本)と本当に盛り沢山! スタッフたちが自作したこのビデオは、いい意味でリアル感にあふれ、商品の内容や魅力がわかるので、ぜひ視聴をお勧めしたい。 ...
On 2020年6月11日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan スロープ対荷重300kg。アビリティーズが2019年春に輸入販売を開始した「フォルクスワーゲン キャディ マキシ Fスタイル3(600万円〜)」のスペックに、「待ってました!」と快哉を叫ぶユーザーも多いのではないだろうか。 福祉用具の活用による障がい者の自立支援や安全・安心な介護の実現を目指すアビリティーズが、なぜ福祉車両を輸入・販売することになったのか。自動車を輸入し、販売するには障壁が多く、キャディの販売開始までには非常に多くの時間と労力が必要だったという。それでもなお、自社での輸入販売にこだわったのには理由がある。自家用車として愛用できるスタイル、安全性、品質、そして福祉車両としての機能を備えたクルマが日本国内には無いと考えたからだ。 彼らが注目したのは、「対荷重300kg」、「床面収納可能」、「故障リスクの少ない手動式」をクリアするイタリア フォカッチャグループの「ジニアスランプ」。これが取り付け可能で、なおかつ日本国内での使用を考えて総合的に選んだのが、「フォルクスワーゲン キャディ マキシ」だったという。フォカッチャグループは警察車両なども手がけるイタリア最大手の架装メーカーで、車両そのものの完成度はもちろん、車いす固定金具なども世界基準の安全性を満たしていることも選定の理由となった。 近年では、ペルモビール社の電動車いすに代表される高機能な電動車いすが登場して、ユーザーの活動範囲を広げている。だが、そうした高機能電動車いすは重量が重く、日本の福祉車両には搭載することができなかった。乗用車ベースの福祉車両では、スロープの耐荷重が200kgまでというものがほとんどだからだ。 床面が傾斜していて、横幅にも余裕があるため、大型の電動車いすであってもゆとりがある。また、スロープは車いす利用者が乗車しているときにも半分に折って立てかけることも。そのため、ドライバーにとっても後方視界がよく、運転しやすい。「ジニアスランプ」は床面に完全に収納することも可能で、一般的なミニバンとしても活用できる。 車いす乗車時にも2列目シートがそのまま利用可能。車いす利用者を含め、最大で6名が乗車できる。また、2列目シート(取り外し可能)を折りたためば、車いす乗車スペースはさらに広がる。 ベースとなっている「フォクルスワーゲン キャディ マキシ」自体の性能も魅力的だ。全長4878mmというボディサイズで両側スライドドアを採用。エンジンは経済的な2Lディーゼルターボでトランスミッションは6速DSG。インテリアの質感も高く、日本でも運転しやすい右ハンドル仕様となっている。 アビリティーズ公式ページ ...
On 2019年5月14日 / By wpmaster© 2016-2020 Believe Japan, Inc. All rights reserved.