文と写真●Believe Japan
スズキは、福祉車両「WITH(ウィズ)」シリーズとして5モデルを展開しているが、2018年度は合計で2636台の福祉車両を販売。
そのなかで1000台以上を販売し主力となっているのが、「スペーシア 車いす移動車(173万7000円)」。こちらは、2018年2月にフルモデルチェンジ登場した新型で、テールゲートとスロープを一体にしたことで、ワンアクションで簡単に開閉できるようになった使い勝手のよさが高い評価を集めている。先進安全機能である「スズキ セーフティ サポート」を標準装備したことや、エアコンの風を効率よく循環させるサーキュレーターを備えるなど、ベースモデルそのものの進化も高評価を後押しする。
スロープ幅は680mmでスロープ角度は14°、対荷重200kgまで。
両側スライドドアを採用しており介助しやすい。
「エブリイ 車いす移動車(172万円)」と「エブリイワゴン 車いす移動車(193万7000円)」も合わせて1200台以上を販売する人気モデル。「エブリイワゴン 車いす移動車」は、2018年2月の改良で、左側スライドドアと連動して作動する電動オートステップをオプション装備として採用している。エブリイシリーズの特徴は、車いすを載せた状態でさらに後席に介助者が座れること。
開口幅は最大で1340mmと広く、乗り込んだときのゆとりがある。スロープ幅は705mmでスロープ角度は14°、対荷重200kgまで。
車いす乗車時でも助手席側リヤシートに1名乗車可能となっている。
「ワゴンR スティングレー 昇降シート車(153万7000円)」にはワイヤレスリモコンが標準装備。
「ワゴンR 昇降シート車(139万円)」。後席に人が乗った状態でも車いすが収納できる。
運転免許返納後の移動手段としても注目を集めている電動車いす。スズキでは「セニアカー」と「モーターチェア」をラインアップしている。
ブース内の体験コーナーでは、傾斜のある道も用意し、「傾斜お知らせ機能」などを体験することもできた。
※文中の車両価格は消費税非課税。
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