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今乗っているクルマに取り付けられる「ペダル踏み間違い防止システム」

By wpmaster · On 2022年10月24日

文●Believe Japan 写真●ホンダ

2022/10/24(月)配信

 現在乗っているクルマに、ペダル踏み間違い防止機能を後付けできる便利なアイテムがあるのをご存知だろうか。

 昨今、免許証の返納が話題ではあるが、高齢ドライバーによる事故は増え続け、その多くがアクセルとブレーキペダルの踏み間違いによる事故だ。新しいモデルには踏み間違いを防止する機能が搭載されているが、できることなら今乗っているクルマを買い替えずに、より安全に運転したいと思われる方も多いだろう。
 
 ホンダ車の純正用品を扱うホンダアクセスが販売している「踏み間違い加速抑制システム」 は、駐車時にブレーキペダルを踏むはずが、間違えてアクセルペダルを踏み込んだ場合に警告しながら加速を抑制する機能。価格は5万2800円(消費税10%抜き4万8000円)。また、別途取り付け費用が必要となる。

高齢ドライバーにとって効果の大きい加速抑制機能

前進時の加速抑制機能

①フロントに取り付けられたセンサーが前方およそ3メートル以内に障害物を検知すると、時速10km以下で前進した場合で、アクセルペダルを強く踏み込むとランプとブザーで警告する。

②そのままアクセルペダルを強く踏み続けると加速が自動的に抑制され、ランプとブザーで警告する。加速抑制中はアクセルペダルを踏んでいても、出力がアイドリング状態に抑えられ、加速抑制中にアクセルペダルを約4秒以上強く踏み続けると加速抑制機能は解除され、ゆるやかに加速する。

後進時の加速抑制機能

①停車状態から「R」レンジのときにアクセルペダルを強く踏み込むと、障害物の有無にかかわらず加速を抑制し、ランプとブザーで警告する。

②後進時、時速約5kmを超えてアクセルペダルを踏んでいると、加速が抑制されランプとブザーで警告する。 加速抑制中でもアクセルペダルを約4秒以上強く踏み続けると加速抑制機能は解除され、ゆるやかに加速する。

■取り付け可能モデル

・フィット(年式 2007年10月~2013年8月)※MT車を除く
・N-BOX(年式 2011年11月~2017年8月)
・N-ONE(年式 2012年11月~2020年3月)※N-ONE Modulo Xを除く
・N-WGN(年式 2013年11月~2019年6月)

一部のメーカーオプション装備、純正アクセサリー、その他の装備品が装備・装着されている場合は踏み間違い加速抑制システムを装着できないことがある。詳しくはホンダアクセスホームページで確認してほしい。https://www.honda.co.jp/ACCESS/kasokuyokusei/

■価格

5万2800円(消費税10%抜き4万8000円)

*別途取り付けアタッチメントが必要。価格は本体と取り付けアタッチメントの合計額。
*別途取り付け費が必要。取り付け費の詳細は販売会社へ問い合わせ。

 ペダルの踏み間違い事故は道路上や交差点でも起きているが、多くはスーパーやコンビニエンスストア、高速道路のサービスエリア、コインパーキングなどの駐車エリアで発生している。認知の遅れに加え、若年層と比較して身体の柔軟さが低下している高齢者は、後方を確認するため身体をよじる際に感覚とのズレが生じてペダルを踏み違えることも多いという。

 今回の機能はペダル踏み間違いによる事故防止には極めて効果的だ。いずれにせよ駐車は周囲によく目を配り、落ち着いて行いたい。またAT車で平坦な場所であれば、アクセルペダルを強く踏むのではなくクリープ状態でゆっくりと車を動かすのも有効だ。近年車買い替えのサイクルは長くなっているが、自動車メーカーが様々な機能を盛り込んだニューモデルの販売だけでなく、購入後年数が経っている車両ユーザーの利便性も考えているのはうれしいかぎり。

 高齢者にとって自家用車での移動にはさまざまなメリットがある。公共交通機関では、市街地でも複雑な乗り換え、徒歩での移動や待ち時間などがあり、場合によっては快適なものとは言えない。さらに公共交通機関がまだ十分でない地域では、クルマなしで買い物など日々の基本的な用事を行う事も難しい。近年では高齢者の独居世帯が増え、子供や孫による送迎も期待できないという方も多いに違いない。そうした中で高齢ドライバーを対象にした安全システムは今後さらに発展していくことが期待される。

ホンダ踏み間違い
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