文と写真●Believe Japan 2025/10/20(月)配信 欧州最大の福祉機器展「REHACARE(リハケア)」に、今年も行ってきました! ここでは、車いす対応にカスタムされたID. Buzzをレポートします。 メーカーではなく、カスタムビルダー 「REHACARE 2025」の広い会場でひときわ大きな注目を集めていたのが、ドイツ西部ノルトライン=ヴェストファーレン州に本拠を置く Sodermanns Automobile(ゼーダーマンス・アウトモビーレ) のブースだ。中央にはフォルクスワーゲンの電動ミニバン「ID. Buzz」をベースにした車いす仕様車が展示され、周囲にはひっきりなしに来場者が集まっていた。 Sodermanns Automobileは、ドイツ国内でも屈指といえる福祉車両のカスタムビルダーだ。特徴的なのは、自社で製品を製造するのではなく、各メーカーの装置を組み合わせ、個々のユーザーに最適化した車両をコーディネートしていくことにある。 Sodermanns Automobileが車いす仕様車として提案しているのは、電動展開スロープ、床面の低床化、センサー連動の車いす固定システム、電子制御ハンドコントロールユニット、回転・昇降式シート、スロープとスライドドア動作の同期、電源強化および複数装置を制御するコントロールユニット、ジョイスティック・呼吸スイッチ等の補助操作インターフェース、フットスペースの拡張、ペダル配置の調整、視界補助カメラ、障害物検知センサー、介助者の操作簡略化機能(プリセット動作)、内装最適化(手すり、滑り止め床材、収納)などと非常に多岐にわたるが、今回展示されたID. Buzzにはその多くが装備されている。まさにフルコーディネートされた究極の車いす仕様車と呼べる1台だ。 なお、Sodermannsでは車両のカスタムだけでなく、運転免許の取得支援や助成金の申請手続き、購入後の乗り心地調整対応、そしてアフターメンテナンスまでを一貫してコーディネートしている。 欧州と日本における福祉車両の違い 欧州では、ユーザーそれぞれの身体条件や生活環境に合わせて装備を柔軟に組み合わせる「コーディネート」が主流だ。Sodermanns... ...
On 2025年10月20日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 2025/10/17(金)配信 介助する側、介助される側、双方の立場になってビリーヴカーをインプレッション! レポートするのは、介護経験があり自身も福祉車輌取扱士の資格を持つタレント・モータージャーナリスト 竹岡 圭。今回はダイハツ e-SNEAKERです。 ...
On 2025年10月17日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 2025/10/15(水)配信 欧州最大の福祉機器展「REHACARE(リハケア)」に今年も行ってきました! 今回は、最大270kgの耐荷重を誇る車いす「ECLIPSE Tilt(エクリプス・ティルト)」をレポートします。 会場を歩いていると、日本の製品とは雰囲気の異なる車いすが目に留まった。 太く堅牢なフレームと力強い足まわり、幅広の座面、そして黒を基調とした重厚なデザイン。それが、デンマークの医療機器メーカー COBI REHAB(コビ・リハブ) が展示していた「ECLIPSE Tilt」だ。ヨーロッパでは近年、体格の違いを特異なものではなく“自然な個性”として受け入れる考え方が広がっている。その流れの中で発展したのが、肥満・高体重者向けの医療・介護支援を指す 「バリアトリック(Bariatric)ケア」 だ。 この分野では「どんな体格の人も尊厳を持って生活できる」という視点が重視されている。そして、その思想を象徴する車いすがこのECLIPSE Tiltである。一般的な車いすの耐荷重はおよそ100~130kg前後だが、ECLIPSE Tiltはその2倍以上となる270kgに対応。体格が大きいことを理由に移動を制限されたり、窮屈な姿勢を強いられることがない。 デンマーク流の人間工学設計 COBI REHABは、高体重者や肥満患者のための医療・介護機器を専門に開発するメーカーだ。その設計思想の根底にあるのは、「ユーザーの尊厳を守ること」。ECLIPSE Tiltは、ただ頑丈なだけではない。背もたれと座面を独立して角度調整できる機構を採用し、姿勢保持の快適性に徹底的にこだわっている。これは単なるリクライニングではなく、座面の角度を変えることで体圧を分散し、呼吸や血流への負担を軽減する仕組みだ。また、シートクッションには通気性と耐久性を両立させた高密度フォームを採用。大柄なユーザーでも沈み込みすぎず、しっかりと安定した姿勢を保てる。長時間の着座や介助時の体位変換など、さまざまな場面でユーザーと介助者の双方が快適に動けるよう工夫されている。 実際に触れてみると、介助者側への配慮も随所に感じられた。ハンドルの高さは工具なしで調整でき、ブレーキレバーは大型でしっかり握り込める。フットサポートの高さ調整や取り外しも容易で、乗り降りの安全性が高い。さらに後輪のキャスター構造は、方向安定性と回転の軽さを高いレベルで両立。270kgのユーザーを乗せた状態でも、驚くほど軽やかに方向転換できるという。担当者によれば「重量に耐えるため剛性を上げると操作が重くなりがちですが、支点位置やタイヤ圧まで最適化しています」とのこと。... ...
On 2025年10月15日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 2025/10/11(土)配信 欧州最大の福祉機器展「REHACARE(リハケア)」に今年も行ってきました! ここでは折りたたみ式電動車いす VOLKS ROLLI(フォルクスロリ) をレポートします。 軽量かつ折りたたむことができる Fellerhoff MED TEC(フェレルホッフ・メドテック)が開発したVOLKS ROLLIの最大の特徴は、電動車いすながら折りたたたむことができ、その状態でも電動で車輪を動かすことできることだ。ん? どういうこと? と思うかもしれないが、そのメリットは、ハッチバックのフォルクスワーゲンゴルフに装着されたスロープを登っていくVOLKS ROLLIの写真をみればわかるだろう。つまり、車両積載時に折りたたんでコンパクトになった車いすを、スロープを使ってスマートにラゲッジに収納することができるというわけ。車いすを車両に積み込むのは非電動でも面倒な作業で、重量が増す電動車いす場合はなおさら。そして、車両への積載もミニバンタイプじゃないと難しかった。その意味で、この製品は革新的といえる。 VOLKS ROLLIの本体重量はわずか28kgで積載荷重は150kg。最高時速は6km、航続距離は24kmを誇る。バッテリーはフレーム左右にそれぞれ収められているのが特徴。そして、折りたたみ機構もシンプル! アームレストは跳ね上げ可能でフットレストも収納できるため、クルマはもちろん電車移動も可能だ。使いたい場所へ持ち運ぶことができる。 操作はジョイスティックによる前後左右のコントロールで、操作感は軽く直感的。座面の高さ(55~59cm)や幅(49~59cm)は調整可能で、ユーザーの体格や好みに合わせられる。「だれもが気軽に持ち運べる電動車いすをつくる」というメーカーの理念が細部にまで反映されている。 未来のスタンダードへ ドイツ西部のボーフムに本社を置く医療機器メーカー Fellerhoff... ...
On 2025年10月11日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 2025/10/3(金)配信 欧州最大の福祉機器展「REHACARE(リハケア)」に、今年も行ってきました! ここでは車いす対応のキャンピングトレーラー「THECUBER」をレポートします。 未来のアウトドアをデザインしたキャンピングトレーラー リハケアでは、日常に使えるモビリティの提案が多く見られるが、そこはヨーロッパ。長いバカンスを見据えた、余暇を積極的に楽しむための製品も目に入る。そんな中でも多くの人で賑わい、ひときわ明るい雰囲気を放っていたのが「THECUBER(ザ・クーバー)」のブースだ。このキャンピングトレーラーメーカーの理念は創業以来明確で、「バリアフリー」、「機能性」、「デザイン性」の三位一体。歩行が不自由な人の移動をアシストするにとどまらず、だれもが自由で快適な時間を過ごせることを目指している。 ブースには、スロープタイプとリフトタイプが展示されていた。スロープタイプは長めのスロープを展開し、緩やかな傾斜で自力で乗降しやすい設計となっている。補助を最小限にし、みんなでアウトドアの時間を楽しめる工夫が随所に見られる。一方のリフトタイプは限られたスペースでも昇降でき、駐車場や狭いキャンプ場での使用に対応。どちらも車いす使用者が自由に移動できる設計で、乗降のストレスを最小限に抑えていた。 気になる内部は広々とした空間で、車いすでの旋回もスムーズ。フラットな床面としっかりしたシャシーによって、走行中の揺れや振動を最小限に抑えているという。また断熱材と高性能パネルを採用しており、欧州の寒冷地から日本の蒸し暑い夏まで快適に過ごせるのもポイントだ。また、モジュール式の内装は、ベッド、収納、調理台などを用途や人数に応じて配置でき、最大5名まで宿泊可能なモデルもある。アウトドアレジャーだけでなく、バリアフリー対応の移動販売車や移動オフィスとしても活用可能だ。 会場では多くの来場者が車いすで内部を体験し、「これなら家族や友人とアウトドアを楽しめる」と笑顔を見せていた。THECUBERのトレーラーは、キャンプの新しい形を提示する可能性を感じさせる。 ...
On 2025年10月3日 / By wpmaster文⚫︎Believe Japan 写真⚫︎川崎泰輝、ダイハツ 2025/9/12(金)配信 2003年の初代発売以来、シリーズ全体の累計販売台数300万台(2025年5月末時点)を突破している人気モデル、ダイハツ タント。全高1700mm以上のスーパーハイト系という新たなジャンルを確立し、開口部が大きなミラクルオープンドアなどによって、独自の優れた機能性をアピールしてきた。 そして、初代タントから設定される福祉車両も高く評価され、軽自動車ベースの福祉車両を代表する存在となっている。軽福祉車両においてダイハツは46%のトップシェアを占め、そのうち約8割がタントシリーズ。中でも「タントスローパー」は3039台(2024年度)を販売し、累計販売台数が5万3873台(2025年6月末時点)に達する中心モデルだ。ここでは、その人気の理由を探ってみたい。 車いすユーザーの日常にマッチする機能性 タントスローパーは、実際に使用する場面での使い勝手の良さが追求されている。車内はフラットフロア設計と広い開口部を採用し、快適な居住性を確保。また、福祉車両開発担当がベース車両段階から関与する開発体制を採用していて、「福祉車両としてのタント」との姿勢が伝わってくる。その最大の特徴は、バックドアとほぼ同じ長さの短く軽量なスロープを片手で持ち上げ、ワンタッチで固定できる点にある。一連の操作が悩まず直感的に行えるのだ。スロープの短さは、乗降場所を容易に確保できるという大きな利点をもたらし、特に市街地においては場所選びの大きなストレスを感じることなく乗り降りが期待できる。 そして、タントの代名詞ともいえるミラクルオープンドアは、ピラーをドアと一体化することでセンターピラーを排除。助手席もロングスライドでかなり前に移動できるので、乗車している車いす利用者へのケアは非常に簡単で快適だ。さらに後席のベンチシートは簡単に取り外しが可能で、車いす乗車時の足元空間を大幅に拡大したり、リクライニングタイプの車いすでも快適に乗車でき、大きめの荷物にもすぐに対応できる。「これは便利だろうなぁ」と思えるシーンがいくらでも思いつく。そういった実際の使い勝手を考え抜いた作りがタントスローパーの人気の秘訣だろう。 リトラクタブルスロープ ワンタッチでロックを解除して片手で簡単に前倒しできるスロープにより、フラットで大容量の荷室として、大きな荷物や自転車なども運べる。また、4人乗車をしながら車いすを折り畳んで収納したり車いすを使用しないときは、標準車に近い感覚で利用できる。 ミラクルオートステップ 助手席ドアとスライドドアの開閉に連動して電動で展開するミラクルオートステップは、助手席と後席の両方をサポートし、あらゆる角度からアクセスができる。両足を余裕をもって乗せられるので、安全で安心感のある乗り降りが可能となる。 このほか、ベルトロックの解除やベルト調整が素早くできるリトラクタ(自動巻取り)式の車いす固定ベルトや乗り降り用取っ手のラクスマグリップなど、使い勝手を考慮した装備も充実している。 実際の使い勝手やインプレッションは、こちらの動画で! 【ダイハツ タントスローパー カスタムRS】竹岡 圭のビリーヴカー インプレッション... ...
On 2025年9月12日 / By wpmaster2025/8/25(月)配信 ダイハツは、新たな歩行領域モビリティ「e-SNEAKER」を8月25日から全国一斉に発売する。 今回発売する「e-SNEAKER」は、日常移動に新たな価値を提案すべく「胸張れる 軽快 安心モビリティ」をコンセプトに開発。全長1130mm、全幅645mm、全高985mmのサイズは、歩行領域モビリティとして圧迫感を与えないスッキリとしたスタイルに仕上げられた。自転車とほぼ同じ目線の高さになるため、視界が広がり爽快感があるのも特徴である。また、身長や好みに応じてシート高を3段階(700mm/630mm/555mm)に変更可能。 タイヤは四輪ともエアータイヤを採用し、サスペンション構造との組み合わせで快適な乗り心地を実現。また、8インチのフロント大径タイヤにより最大7.5cmの段差や最大10cmの溝の乗り越えが可能となっている。さらに、坂道や旋回時には自動的に減速する速度抑制機能を搭載。傾斜センサーが登坂、降坂、左右の傾斜を検知することで、急な坂道などで警告メッセージや警告音で知らせる機能も採用された。 操作方法は、電源を入れてキーを差し込み、右に回す。その後ブレーキレバーを握り、レバーをリリースしてアクセルグリップを回すと前進するという簡単なもの。脱着式リチウムイオンバッテリー(2.5kg)を採用し、いつでもどこでも気軽に充電ができるのも魅力。付属の専用充電器(AC100V)に接続し、家庭用コンセントで約2.5時間で充電が可能となる。連続走行距離は満充電時で12km。 ボディカラーは、「オフビートカーキメタリック」、「スカイブルーメタリック」、「トニコオレンジメタリック」の3色。このほか、収納性とデザイン性を兼ね備えた12Lのバスケットや杖ホルダーなど、アクセサリーパーツも設定している。 価格e-SNEAKER:41万8000円(消費税非課税) ...
On 2025年8月25日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 2024/8/23(金)配信 介助する側、介助される側、双方の立場になってビリーヴカー(福祉車両)をインプレッション! レポートするのは、介護経験があり自身も福祉車輌取扱士の資格を持つタレント・モータージャーナリスト 竹岡 圭。今回はホンダ フリード e:HEV CROSSTAR スロープを実際に試乗しながらレポートします。 ...
On 2024年8月23日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 2024/7/16(火)配信 介助する側、介助される側、双方の立場になってビリーヴカー(福祉車両)をインプレッション! レポートするのは、介護経験があり自身も福祉車輌取扱士の資格を持つタレント・モータージャーナリスト 竹岡 圭。今回はスズキ コンセプトモデル「SUZUKI GO!」についてスズキ株式会社の担当者にいろいろ伺いました。その模様をお届けします。 ...
On 2024年7月16日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 2024/7/12(金)配信 介助する側、介助される側、双方の立場になってビリーヴカー(福祉車両)をインプレッション! レポートするのは、介護経験があり自身も福祉車輌取扱士の資格を持つタレント・モータージャーナリスト 竹岡 圭。今回はスズキ セニアカー担当者インタビューを実施!その模様をお届けします。 ...
On 2024年7月12日 / By wpmaster© 2016-2020 Believe Japan, Inc. All rights reserved.
