日産の軽自動車「デイズ」の仕様が一部向上し、合わせて「助手席回転シート」と「助手席スライドアップシート」の各福祉車両の仕様も変更となった(写真は助手席スライドアップシート車)。 今回の仕様変更では、高速巡航時に快適な「クルーズコントロール」がターボグレードに標準装備され、また、ステアリングスイッチやGPSアンテナなどがセットになった「日産オリジナルナビ取付パッケージ」が求めやすい価格で全グレード標準となっている。 そして、新たなボディカラーとして「プレミアムサンシャインオレンジ」と「ブロッサムピンク」が追加され、室内では、細い缶にも対応するカップホルダーが新たに採用されている。 また今日、助手席回転シート車には、「乗降グリップ(助手席&後席右側)」と「運転席シートバックグリップ」がセットになり、施設の送迎などにお薦めのパッケージオプション「送迎パッケージ」が設定された(価格は消費税込みで127万5480円)。 デイズは軽自動車ながらドア開口部にゆとりがあり、福祉車両でも、背の高い方が頭上を気にせずに乗り降りできるとして人気だ。 価格(消費税込み): 助手席回転シート:122万6800円~162万5400円 助手席スライドアップシート:140万1000円~180万円 ...
On 2017年1月27日 / By wpmaster急な用事や荷物が増えたとき、スマートフォンに、(来てほしい)時間を入れるだけで、無人タクシーが自分のいる場所まで迎えに来てくれる。クルマ自身が、周囲のクルマや歩行者などを捕捉しながら安全に自動走行するので、移動中に家族のお世話だってできる。高速道路に走行しながら充電できる車線が設けられ、EV(電気自動車)に乗りながら、充電や航続距離を気にせずに走り続けられる。 これは、自動車メーカーが真面目に描き出した近未来のモビリティ。どのアイデアも、我々の生活をより便利で快適なものへと大きく変えてくれそうだ。 毎年1月にラスベガスで開催されるハイテク産業の見本市「CES(セス、Consumer Electronics Show)」。そこにおいて日産が発表した未来のクルマ作りの指針「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」は、「クルマでの移動をより安全、よりスマートに、より楽しいものとする」ことをスローガンにしたもの。日産は、これからのクルマ作りを「インテリジェンス」にフォーカスして進めていくという。 ニッサン・インテリジェント・モビリティは、クルマが「エネルギーをどのように使い(インテリジェント・パワー)、どのように走り(インテリジェント・ドライビング)、そして社会とどのようにつながっていくのか(インテリジェント・インテグレーション)」を具体的に実現するものとなる。それら「未来のモビリティ」を描く動画も公開された。 すでに、関連した具体的なプロジェクトがいくつも始動していて、たとえば「無人運転車」の開発。日産では、過疎部における無人タクシーサービスの実証実験を重ねる「株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)」と共同で、2017年中に実証実験を行う予定だ。両社はまず、無人運転技術の開発を集中的に取り組み、2020年までには、首都圏や都市部にてモビリティ・サービスでの技術活用の検証を行う見通しを立てている。 また同様に、日産は「シームレス・オートノマス・モビリティ(SAM)」と呼ばれる革新的なシステムも発表している。これはNASA(アメリカ航空宇宙局)の技術をベースに日産が開発したもので、完全自動運転のクルマの市販化に大きく役立つとされている。 そのほかにも、自動運転技術「プロパイロット」を搭載したEV「日産リーフ」の新型車が、近くリリースされることも明らかにするなど、モビリティの未来化を加速させている。 日産は以前から、排出ガスを無くし(ゼロ・エミッション)、事故を無くす(ゼロ・フェイタリティ)ことを最終目標としているが、今回のニッサン・インテリジェント・モビリティが描くクルマの姿は、同時に多くのひとにとってやさしい、バリアフリー的な発想であることが見てとれた。この指標がゴールまでの明確な道しるべとなり、移動の自由がよりあまねく提供されることを期待したい。 完全自動運転だけでなく、周囲の歩行者やドライバーにも気を使ったメッセージを表示。(”After you”は、「お先にどうぞ」の意味。) クルマは、自ら駐車スペースに移動し、ユーザーが呼び出せば速やかにやって来る。 「EVレーン」では、非接触で、走行しながら路面から充電を行うことができる。 無人配送システムが確立され、ユーザーの要望に細かく対応できるようになる。 ...
On 2017年1月20日 / By wpmasterドライバーをサポートして安全な走行を行う運転サポート技術が、乗用車だけでなく産業分野にも活用され始めている。日産は、完成した車両を埠頭まで無人牽引車で搬送するシステム「インテリジェント ビークル トーイング(Intelligent Vehicle Towing)」を追浜(おっぱま)工場に導入したことを明らかにした。 自動運転機能を備えた電気自動車「日産リーフ」が、一度に最大3台の完成車を「無人」で搬送する。従来からの無人搬送台車は、磁気テープやレールを辿って走行していたが、今回のシステムは、こうしたインフラを敷設する必要がないため、生産工程や物流動線の変更に柔軟に対応しながら、経路を設定する事が可能だという。 この牽引車のリーフには、複数のカメラとレーザースキャナーが搭載され、白線や路肩、障害物などの情報と地図データを組み合わせて、目的地までのルートを自動走行する。先行車両や人などに接近した場合には、自動で停止し、一定以上の距離が確保されたと判断すると自ら再発進する。位置、車速、作動状況、バッテリーの残量などは、管制センターでモニタリングすることができるとのことだ。 これまで完成車両は、組立工場から専用埠頭まで専門のドライバーが1台ずつ運転して搬送していたが、この「無人搬送」は、少子高齢化が進む日本における労働人口減少の対策のひとつとされている。1年前から行われ、これまですでに1600回もの走行を実施しているという。そして、この間に得られたデータに基づいて、無人走行によるあらゆるリスクに対応できる安全機能やフューエルセーフ機能、天候といった環境の変化の中でも安定して走行できることを証明してきたという。今後、追浜工場ではさらに技術検証を重ね、将来的には国内外の他工場へも導入も検討していく予定だ。 参照元:日産自動車ニュースルーム ...
On 2016年12月10日 / By wpmaster© 2016-2020 Believe Japan, Inc. All rights reserved.