マツダは、フレアワゴンをベースとした「車いす移動車」をフルモデルチェンジし、2018年5月21日に発売した。 新型は、低床設計により広々した室内空間を実現し、頭上や足元などにゆとりを持たせているのが特徴。リヤには段差のない1枚スロープが設けられ、スムーズな車いすの乗降を実現している。また、折り畳み式リヤシート付き車両では、車いすを載せない場合でも、後部座席にはベース車と同等の後席スペースが確保することができる。 車いすは固定ベルトで4点固定するほか、車いす乗員向けに3点式シートベルトを採用したのも注目ポイント。緩やかな4度の乗車姿勢角により、楽な姿勢をとれるなど、車いす乗員の快適性にも配慮した。 安全面では、前進時の衝突回避・被害軽減を支援する「デュアルセンサーブレーキサポート」、「車線逸脱警報機能」などを標準装備。なお、当モデルは経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進する「サポカーS・ワイド」に該当する。 ●価格 ハイブリッド XG リヤシート無し:156万5000円 ハイブリッド XG リヤシート有り:160万円 ※消費税は非課税。 ...
On 2018年5月21日 / By wpmasterマツダは、福祉車両の「助手席リフトアップシート車」に新グレード「20S」を追加し、2018年2月8日より予約を開始。3月8日より発売が開始される。 「助手席リフトアップシート車」は、助手席が電動で回転および昇降するリフトアップ機構を採用し、身体の不自由なひと、和服やスカートを着ているひとが乗りやすく工夫されたタイプの自動車。 従来は2.5Lガソリンエンジンの「25S」、2.2Lディーゼルエンジンの「XD」のみを設定していたが、今回新たに価格を抑えた2.0Lガソリンエンジンの「20S」が追加され、ラインアップが広がった。 なお、CX-5は同日マイナーチェンジが行われ、ガソリンエンジン全車に低抵抗ピストンを採用するなどの改良が加えられたほか、2.5L車には気筒休止システムを採用。一方ディーゼルエンジンには燃焼効率を高める改良が施され、出力・トルクともに改善された。 また「360°ビュー・モニター」がメーカーオプションとして設定され、駐車時や見通しの悪い交差点進入時の安全をサポートしている。 ●価格 20S 助手席リフトアップシート車 2WD:284万円 25S 助手席リフトアップシート車 4WD:305万円 XD 助手席リフトアップシート車 2WD:313万円 XD 助手席リフトアップシート車 4WD:334万円 ※消費税は非課税。 ...
On 2018年2月8日 / By wpmasterマツダは、2017年9月16日に「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」の累計来場者数が1600万人を達成したことを受けて、広島市南区にある「社会福祉法人 似島学園 似島学園高等養護部」に、同社の福祉車両「ビアンテ GRANZ-SKYACTIV オートステップ車」の贈呈を決定した。 今回の贈呈にともない、11月23日に同球場で開催される「V8 2017カープファン感謝デー」のなかで、マツダの常務執行役員である福原和幸氏より、贈呈先の代表者に目録を渡すセレモニーを行う予定。 なおマツダは2009年以降、同球場への来場者数が100万人を達成するごとに、社会福祉団体に福祉車両を台贈呈してきており、今回もその試みのひとつとなっている。 ...
On 2017年11月16日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan そのほかに注目したいのが、マツダ ブースで参考出品されていた「アテンザワゴン」の手動運転装置付車だ。すでにロードスター RFとアクセラに手動運転装置付車が設定されているが、アテンザワゴンも大きな注目を集めていた。 市販車では福祉車両が設定されていないアテンザワゴンだが、この展示車には左手でアクセルならびにブレーキ操作が可能な「コントロールグリップ」と右手で変速ができる専用の「ステアリングシフトスイッチ」が装備され、足でのペダル操作が困難な方、車いすを利用する方が自身で自由に運転することができる。シフトノブの横にあるコントロールグリップは、前に押し込んでブレーキ、引いてアクセル、となっていて一本で加減速を操作できるのが特徴だ。また、コントロールグリップの進行方向側の前面には、ウインカーやホーンのスイッチがある。 すっきりとしたデザインで、いかにも機能性が高そうなコクピット。手動運転装置はワンタッチでキャンセルすることも可能で、家族などで共有する場合にも便利だ。 リモコン操作で開閉できるラゲッジルームには、車いすの積み降ろしをサポートする電動の車いす収納装置「ウィンチェア(ニッシン)」が装備されている。大型の車いすにも対応して簡単に収納できる。 そして、後部座席にも車いす収納用のカバーがある。この展示車は、車いすバスケなど競技用の車いすをラゲッジに積んで練習や試合に行くユーザーをイメージしているという。日常移動用の車いすは、ドライバーが運転席から後席に自分で積むことを想定していて、そのために2台分の収納が用意されているのだ。アクティブなユーザーには非常に頼もしいパートナーといえる。 マツダは、福祉車両の開発において単なる移動手段に留まらず、クルマの運転を通じてより多くのひとに「自由に移動すること、運転することの楽しさ、走る歓び」などを体験する機会の提供を目指してきた。そうして、心豊かな人生を味わってもらい、ユーザーとの間に特別な「絆」を持ったブランドになることを目標としているという。手動運転装置付車の開発もその一環なのだ。 今回の国際福祉機器展、マツダ ブース最大の話題はリトラクタブルハードトップモデル「ロードスター RF」の手動運転装置付車であった。しかし、まばゆい輝きを放つソウルレッドのアテンザワゴンの周囲にも、つねに多くの来場者がつめかけ、その注目度の高さをうかがわせた。また、スタッフに販売の可能性をたずねるひとも少なくなかった。今後の展開に大いに期待したい。 ...
On 2017年10月20日 / By wpmasterマツダから正式に2017年9月21日に発売になったばかりのロードスター(ソフトトップ)、ロードスター RF(電動ハードトップ)の手動運転装置付車は、「人が自分の力で自分の操作で運転ができること」を実現させている。今回はマツダ田中賢二主査がロードスターRF 手動運転装置付車を解説。 関連記事:【マツダ ロードスターRF 手動運転装置付車 2017】 福祉車両で「人馬一体」が体感できる ...
On 2017年10月6日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan この特別なロードスターには手動運転装置が付いている。 マツダから正式に2017年9月21日に発売になったばかりのロードスター(ソフトトップ)、ロードスター RF(電動ハードトップ)の手動運転装置付車は、「人が自分の力で自分の操作で運転ができること」を実現させている。足が不自由な方が両手を使って走る歓びを感じることができるクルマである。 マツダの福祉車両の歴史は長い。90年代にはすでに他の国内メーカーに先んじて、キャロルの小さなボディの後部ハッチからスロープを出して車いすを格納できる福祉車両を発売していた。そのマツダが満を持して発売したのが、この「自操型」福祉車両ロードスター。 スポーツカーの福祉車両が誕生した マツダは2年ほど前からコンセプトモデルとしてロードスターを福祉機器イベントなどに参考出品してきたが、そこで多くの来場者から、「嬉しい」「乗りたい」などの反響があったという。また、「シフトダウンスイッチが右側にほしい」などの声も積極的に取り入れてこのロードスターを開発してきた経緯がある。 今回触れたのはロードスター RFの手動運転装置付車。乗り込んでみると、ドアが大型のために、開口部が広い。大きいドアは開くのに駐車した横のスペースが余分に必要になるデメリットがある反面、車いすから移乗する際に足元がラクである。移乗するときには足を前に投げ出して、場合によっては手で足を引き上げる必要が生じるが、開口部が狭いと膝を余分に曲げなければいけなくなる。これは苦しい姿勢だ。開口部の広い車は、足が前に出しやすく乗り込みがラクである。また、スポーツカーならではの座面の低さがあるため車いすとの座面高さとの違和感が少ない。 オプションの「乗降用補助シート」を手前に倒すと、補助シート(上面)とシートの段差が少なくなる。横移動の時に一度ここに腰掛けることができるため、非常に実用的なオプションだ。ドアを閉めるときにはこれを手動で手前に立てる。すると、動かすときにしっかりとした剛性を感じる。このような動きにもしっかりとした作りを感じられるのは、メーカーオプションならではである。 乗降用補助シートは折り畳みタイプで、運転の邪魔にならないよう工夫されている。 作り手のこだわり ロードスター/RF手動運転装置付車の開発を担当したマツダの田中主査にお話をうかがった。 「価格が高くてはいけない、そもそも壊れてしまっては意味がない。リーズナブルな価格で提供できて、信頼性の高いものというところを目指しました。車体に穴を空けて装着をするものですので、自動車としての強度が確保できるかなどの視点が必要になります。また、振動で簡単にボルトが緩まないよう、架装品として装着した際のクオリティも実現させる必要がありました。余分なスペースが少ないロードスターのタイトな室内の中に部品を装着していくのは簡単な作業ではありませんでしたが、結果的にはうまくはめ込むことができました。操作性もよく仕上がって、ロードスターのダイレクトな感覚を残せたと思っています」と田中主査。 マツダ商品本部の田中賢二主査。「手動運転装置付車の開発をロードスターで行いたい」と社内で提案したところ、多くの役員が「それはいい、行こう!」と賛同してくれたのが非常にうれしかったとふり返る。 ロードスターの魅力をそのまま伝える... ...
On 2017年10月6日 / By wpmasterマツダは、SUVのCX-5に「助手席リフトアップシート車」を設定し、2017年3月29日より発売を開始する。 今回発売される「助手席リフトアップシート車」は、先進安全技術を搭載した新型CX-5をベースに、助手席シートが回転・昇降するリフトアップ機構を採用。ワイヤレスリモコンやシート両側のスイッチで簡単に操作が可能で、身体の不自由な方の乗り降りのサポートのみならず、和服を召した方でもスムーズに乗降が可能となっている。 ラインアップは、2.0Lガソリン「SKYACTIV-G」を搭載した「25S」、2.2Lクリーンディーゼル「SKYACTIV-D」を搭載した「XD」を設定。なお、後者は前輪駆動と四輪駆動の両方が選べる。 ●価格 25S 助手席リフトアップシート車 4WD:305万円 XD 助手席リフトアップシート車 2WD:313万円 XD 助手席リフトアップシート車 4WD:334万円 (価格はすべて消費税非課税。) ...
On 2017年3月29日 / By wpmaster© 2016-2020 Believe Japan, Inc. All rights reserved.