文と写真●Believe Japan 2023/11/22(水)配信 東京ビッグサイトで開催された国際福祉機器展 H.C.R.2023(2023年9月27日(水)~29日(金)まで開催)。スズキブースで実施された、スズキ セニアカー「ET4D」、エブリイワゴン 車いす移動車、ワゴンR 昇降シート車、そしてスペーシアをベースとした車椅子簡易固定装置装着車による実演の模様をお届けします。 関連記事:【H.C.R. 2023 レポート】さらに進化した「スズキ セニアカー」(参考出品車) 関連記事:【H.C.R. 2023 レポート 番外編】「スズキ スペーシア(参考出品車)」で確認! 便利な車いすの簡易固定 ...
On 2023年11月22日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 2023/11/21(火)配信 東京ビッグサイトで開催された国際福祉機器展 H.C.R.2023(2023年9月27日(水)~29日(金)まで開催)。マツダブースで実施された、マツダ CX-30 SeDVの実演やマツダ SeDV ワークショップ スペシャルトークセッションの模様をお届けします。 関連記事:【H.C.R. 2023 レポート】ハンドルでアクセル操作ができる「CX-30 SeDV」(参考出品車) ...
On 2023年11月21日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 2023/11/20(月)配信 東京ビッグサイトで開催された国際福祉機器展 H.C.R.2023(2023年9月27日(水)~29日(金)まで開催)。トヨタ自動車ブースで実施された、開発中の電動車いす「JUU(ジェイユーユー)」の実演の模様をお届けします。 関連記事:【H.C.R. 2023 レポート】トヨタの電動車いす「JUU」の実演。段差も乗り越えられる! ...
On 2023年11月20日 / By wpmaster文と写真⚫︎Believe Japan 2023/10/26(木)配信 日本国内の車いす、車いす移動車、路線バス製造関係メーカー13社により設立された「車椅子簡易固定標準化コンソーシアム」は、本年4月に車いす簡易固定システムの概要を定めた「車椅子簡易固定システムガイドライン」を制定。その動向が注目されるなか、今回のH.C.R.では、スズキがスペーシアをベースとした車椅子簡易固定装置装着車を出品した。 コンソーシアムが目指すのは、車いすの簡易固定。車いすメーカーは、車いすの固定に必要なアンカーバーを装着。一方、自動車メーカーは車両側にアンカーバーを固定するフックを設けることで、車いすの固定を規格化するというもの。 今回のスペーシア車椅子簡易固定装置はまだ開発途中のものだが、車いすにまつわる作業時間の短縮も期待でき、なおかつ中腰で行う介助者の車椅子固定操作姿勢を改善することにも役立っている。車いすを通常どおりウインチで引っ張り(ウインチ能力は従来どおり)、フックの場所でカチッと止まったら、その後の作業は必要なしという手間要らず。車いすを降車させるときは、フックのロックを解除して、これまた通常どおりウインチでゆっくりと車いすを降ろしていくという流れとなる。ちなみに、スズキではこの装備を今後発売される車いす移動車へ設定することを検討しており、多くの人に使ってもらえるようにしたいという思いがあるという。 また、当日はこのスペーシアを題材としたコンソーシアムの課題共有会も実施され、コンソーシアムに参画しているメーカー担当者とスペーシア開発陣の意見交換が活発に行われた。車椅子簡易固定標準化コンソーシアム事務局の太田さんは「各社とも、簡易固定の実用化に向けて積極的に開発を続けられていて、本日、参加社のみなさまが新しい開発品を確認できる課題共有会を実施することができました。来年度は介護施設で実際に運用していただいて効果を測定する実証実験も行う予定で、ますますの普及、浸透に力を入れていければと思っています」と語っている。 今後もコンソーシアム活動の進捗をレポートできればと思う。 ...
On 2023年10月26日 / By wpmaster文と写真⚫︎Believe Japan 2023/10/19(木)配信 かねてより福祉車両のラインアップが充実している、日産のライフケアビークルシリーズ。今回のH.C.R.では、そのなかで主力となる3台が展示されていた。驚くのは、どのモデルも進化をし続けていること。ユーザーの声を聞いて改善していくクルマづくりが、しっかりと行われている。 ...
On 2023年10月19日 / By wpmaster文と写真⚫︎Believe Japan 2023/10/18(水)配信 人間は、歩いたり走ったり、自転車に乗ったりスポーツしたりと、身体を動かすときには、無意識のうちに身体全体でバランスをとっている。しかし、クルマを運転するときにはそうなっていないことをご存知だろうか。事実、レースの世界ではバケットシートで身体をしっかりホールドし、運転中の姿勢を保とうとする。 この「キネティックシート」は、人間本来が持っている「姿勢を保とうとする仕組み」を活かして、身体への負担を低減しようという発想のシートだ。具体的には、クルマを運転しているときの人間の骨格の動きに合わせて、座面と背もたれが骨盤と背骨の運動軸まわりにそれぞれ動くことによって、身体への負担を低減するいうもの。 イラストを見てもらうとわかりやすいのだが、運転中に背もたれ軸(左右の肩甲骨の真ん中を中心に、胸と背骨が曲がる軸)と骨盤軸(座った姿勢で、下半身全体がいちばん回転しやすい軸)で支えることで、路面の凸凹による振動や旋回時の外力に対して、身体を安定させ、頭の揺れや筋肉への負担を軽減してくれる。 この「キネティックシート」なら、障がいによって姿勢をしっかり保持することが難しい方にも、大きな効果が期待できる。実際のテストでも、かなりの効果が得られているという。今後の製品化をぜひとも期待したい一品だ。 ...
On 2023年10月18日 / By wpmaster文と写真⚫︎Believe Japan 2023/10/17(火)配信 「行きたい、のそばにトイレが行きます」というキャッチフレーズが新鮮な、トヨタの「モバイルトイレ」。ありそうでなかったこの移動式トイレは、普通免許でけん引でき、必要とされる場所にコンパクトに設置できる画期的なトイレだ。予期せぬ災害時はもちろん、お祭りや花火大会などのイベント、キャンプ場やリゾート地、医療的ケアが必要な方が在籍する学校や施設など、その役割の範囲は想像以上だろう。 上下水道と直結可能な水洗トイレということで、なかの様子はさながら一般的な建物のバリアフリートイレそのもの。一見すると普通のトイレなのだが、便座や手すり、ゴミ箱や緊急ランプなど、日本製らしいきめ細やかな設計はさずが。これなら海外でもウケるのではないかないかと思った。 ...
On 2023年10月17日 / By wpmaster文と写真⚫︎Believe Japan 2023/10/16(月)配信 トヨタブースでは、電動車いす「JUU(ジェイユーユー)」の実演が行われた。昨年の国際福祉機器展(H.C.R.2022)で披露された新時代の電動車いすだが、今年も進化して会場にやってきていた。このJUUの特徴は、乗り降りを安全にアシストしたり、階段、段差、急勾配など、一般的な車いすが通ることが難しい場面でも使えること。このフレキシブルな走破性能は、車いすに圧倒的な自由度を与えてくれる。 実演では、シエンタの福祉車両からJUUを下ろすところから始まった。車体に積まれたJUUは、タブレットからワンタッチで自動でスロープを降りてくる。JUUの後部には「しっぽ」が取り付けられ、これによって段差でも衝撃がなくスムーズに降りられる。役目をおえた「しっぽ」は、自動的に迫り上がって格納されるため、乗員には一切の負担はない。その後、スロープを降りたJUUは、自動で運転席の横まで自走してやってくる。さらに車いすに移乗しやすいように、シートが自動で変形するのも見どころ。まさに至れり尽くせりだ。 次は段差を乗り越えるシーンを実演で再現。近年バリアフリー化が進んでいるとはいえ、当然すべての場所がそうなっているわけではない。今までなら諦めたり、だれかの手を借りなければいけないシーンもJUUなら障壁を超えられる場面が多い。ちなみに段差を登る際も、前述の「しっぽ」が活躍する。車体が「しっぽ」に支えられるため、前のめりになったり後ろに倒れないから安心なのだ。凹凸のある下り坂も、径の大きな車輪とオフロードタイヤのおかげで安定して進める。 電動車いすは、小まわりが効かなそうなイメージを持つかもしれないが、JUUは異なる。その場で回転するように動けるので、狭いスペースでも簡単に方向転換できるのも大きな特徴。そのほか、手持ちのタブレットでJUUの状況がわかったり、遠隔で操作もできる。これは車いす利用者だけではなく、介助者にとっても大きなメリットになるはずだ。 現在はまだ商品化されていないが、これが実現すれば多くの人に移動の自由が得られる。これは、もっともっと人生を楽しみたい気持ちを後押ししてくれるもの。JUUの発売が待ち遠しい。 ...
On 2023年10月16日 / By wpmaster文と写真⚫︎Believe Japan 2023/10/13(金)配信 H.C.R. 2023のマツダ ブースに置かれていたのが、3台のSeDV。「SeDV」とは「Self-empowerment Driving Vehicle」の略で、自分の意志で行動、移動し、イキイキと人生を楽しむというコンセプトで生まれた。これらのモデルに共通なのが、手動運転モードと通常運転モードを切り替えられる機能。これにより、下肢障がいを持つひとでも、クルマを自分で運転できるのが最大の特徴となっている。 ブースにはロードスター、CX-30、MX-30のSeDVが展示されていたが、今回初めてお披露目されたのがCX-30 SeDV(参考出品車)である。すでに販売されているMX-30 SeDVと同じく、アクセル操作はハンドルに沿って置かれるアクセルリングで行う。押し込むと加速、離すとアクセルオフという仕組みだ。ブレーキ操作はステアリングの左側にあるレバーで行う。CX-30 SeDVでは左肘を固定するブレーキサポートボードが置かれ、安定したブレーキ操作ができるのも大きな特徴。さらに運転席の右側には移乗ボードが配置され、車いすから乗り込みやすい工夫がなされている。 すでに販売中のMX-30 SeDVと同じく、足踏みのブレーキペダルを踏みながらエンジンを掛けると、通常運転モードとして使える。障がいを持つひとが、家族や友人と運転を交代しながらドライブに行けるのは非常に魅力的。発売は2024年とのことだが、福祉車両にまたひとつ便利なモデルが加わることになりそうだ。 ...
On 2023年10月13日 / By wpmaster文と写真⚫︎Believe Japan 2023/10/10(火)配信 ハンドル型電動車いすとして、広く愛用されている「スズキ セニアカー」。会場に展示された参考出品車には、新たに「障害物検知サポート」(車両前方の4カ所に装着された超音波センサーが、前方の障害物を検知すると警告と表示でユーザーに知らせ、最終的に車両を減速させることで衝突被害の軽減を図る)、「LEDヘッドライト」(従来のライトと比べて照射範囲や明るさを向上させ、周囲からの被視認性も高める)、「速度抑制機能付きクラッチ」(クラッチハンドルを握っての手押し操作中に、安全のため一定以上の速度にならないように、速度を抑制する)、「シートクッションの改良」(乗り心地の向上)という広範囲の仕様向上を実施。安全、安心を第一に、さらなる進化を遂げている。 ...
On 2023年10月10日 / By wpmaster© 2016-2020 Believe Japan, Inc. All rights reserved.