2024/7/11(木)配信 日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(NMC)は、8月2日(金)と3日(土)の2日間、人気のミニバン「セレナ」をはじめとする日産福祉車両「ライフケアビークル」のオンライン相談会を開催すると発表した。 オンライン相談会は、スマホ・パソコン・タブレットなどから気軽にライフケアビークルに関するさまざまな相談や質問ができる場として開催。NMCでは2021年2月より継続的に開催をしており、今回は14回目となる。参加者からは「実車を見ながら話が聞けたので、細かいところまでよくわかった」、「おすすめの車両や使い方も丁寧に答えていただきとても参考になった」などと好評。希望に応じて、日産の販売会社の紹介も可能で、相談会参加後にライフケアビークルを購入されるケースもあるという。 <オンライン相談会 実施概要>□開催日時2024年8月2日(金)、3日(土)各日 10:00~、13:00~、15:00~、17:00~ (60分/回) □対象車種日産ライフケアビークル全車 □内容商品の仕様や使い方など、参加者の疑問点や相談に対し、専門スタッフが参加者一組ずつと対話形式で回答。 <こんな方におすすめ> ・買い替えも含め、近々福祉車両の購入をご検討されている方。 ・福祉車両の実際の操作シーンや装備、機能など ・まだ具体的な購入計画はないが、福祉車両が少し気になっている方。を確認したい方。 □参加費無料(事前予約制) □参加方法・専用サイトで事前予約。・Web会議システム「Microsoft Teams」、または、「Zoom Cloud Meeting」でビデオ通話に参加いただきます。 日産ライフケアビークル オンライン相談会特設サイト:https://lv.nissan.co.jp/EVENT/ONLINE-MEETING/ ...
On 2024年7月11日 / By wpmaster文と写真⚫︎大音安弘 2024/1/10(水)配信 欧州最大の福祉機器展「REHACARE(リハケア) 2023」が、2023年9月13日~16日の期間、ドイツ・デュセルドルフで開催された。今年の出展社は700社を超え、来場者の総勢が3万人となる盛況ぶり。その会場で出会った福祉車両やモビリティを紹介したい。 身障者向け車両改造を手がけるMoblicenter zawatzky社は、1962年に創業した業界の老舗のひとつ。運転免許教習所からスタートし、1965年には、世界初となる身障者向けの運転訓練を開始した。さらに1967年には最初の身障者向けの車両を製作し、同教習所での運転訓練に活用するようになった。そこから車両改造のエキスパートの道を歩み始めた。そんな同社は、個別の改造だけでなく独自のコンプリートカーも提供している。 展示車の「プジョーリフターマキシ デュオ」は、日本でも販売されているプジョーの7人乗りMPV「リフターマキシ」をベースにしたもの。外観上は標準車とまったく同じだが、室内を眺めてみると、驚かされる。なんと本来は存在するはずのシートが見当たらず、広々した空間が広がっているためだ。これは電動車いすの利用者がそのまま、乗車かつ運転可能とした仕様なため。身障者ドライバーの乗車口は、テールゲートからとなるが、非常に快適なアクセスが可能。リモコンキーの操作ひとつで、テールゲートと折り畳み式スロープなど全ての動作が行われるからだ。さらにアクセス性を高めるために、後輪のサスペンションには車高調整機能も追加している。ユーザーは、完全にフラット化された車室を移動。ドライバーズエリアに収まると、ドッキングステーションが自動的に電動車いすを固定する。後はハンデキャップに合わせて装着されたドライビングサポートシステムを使い、ドライブに出かけることができる。 同仕様の優れた点は、助手席側シートがドッキングステーション対応仕様なため、自由に切り替えられること。身障者ドライバーが同乗者と運転を変わって欲しい場合、助手席を運転席側にセットすることで可能に。このシステムを活用し、電動車いす利用者が二人揃って快適に出かけることもできるのだ。もちろん、広々した後部空間を乗員スペースとしても活用できるように、2座もしくは4座の折り畳み式シートを装備できる。このため、MPVの強みはそのまま。だから、友人や家族など大人数でのドライブも楽しめるのだ。 130馬力の1.5L直4クリーンディーゼルエンジン搭載の8速AT車をベースにした価格は、79800ユーロからなので、約1250万円から。(※現在のドイツで販売されるリフターはEVのみのため、新車在庫での対応) 同社のコンプリートカーは、車いすのまま乗車可能な介護式車両と電動車いすのまま運転を行える自操式車両に力を入れているため、MPVのみをラインアップしているのが特徴。日本の自操式福祉車両は、車いすから乗り換えるものが基本。車両は高価だが、電動車いすの利用者が移動の自由を手にできる意義の大きさを感じた。 ...
On 2024年1月10日 / By wpmaster文と写真⚫︎大音安弘 2024/1/8(月)配信 欧州最大の福祉機器展「REHACARE(リハケア) 2023」が、2023年9月13日~16日の期間、ドイツ・デュセルドルフで開催された。今年の出展社は700社を超え、来場者の総勢が3万人となる盛況ぶり。その会場で出会った福祉車両やモビリティを紹介したい。 ベルギーに本社を置く「Q Care」は、福祉車両へのコンバージョンや販売を行う会社だ。自操式福祉車両も手がけるが、今回の出展では、身障者を車いすのまま乗車させる介護式車両を中心に展示を行っていた。 介護式福祉車両の場合、主にワゴンタイプの車両が使われる。その場合、バックドアにスロープを設けて乗降を行うため、車いす利用者の乗車位置は、ラゲッジスペース付近となるのが一般的だ。同社の手頃なサイズのデモカーは、ルーマニアの自動車メーカー「ダチア」のMPV「ジョガー」ベースのリヤスロープ付きでラゲッジスペース付近に乗車するタイプと、「欧州フォード」のMPV「トルネオコネクト」のサイドスロープ仕様の2タイプを展示していた。 リヤスロープ仕様のメリットは、1列目と2列目のシートまでエリアをベース車のまま使えることにある。ただ車いすの乗員との間に距離が生じてしまう。とくに2人で乗車した場合、運転席と最後部の車いすの乗員とは、様子を伺いにくいだけでなく、会話もしづらい状況でもある。Q Careのサイドスロープ車は、なんとアクセス位置をサイドに変更することで、車いす利用者を助手席位置に乗車させることを実現している。これにより、2列目の2座が失われてしまうが、ドライバーは車いすの乗員とコミュニケーションを図れるなど移動中のフォローも容易となるのが大きな価値となる。 同社の担当者は、「大切な家族や仲間の車いす利用者に疎外感を与えることなく、楽しい移動時間を提供できるのも、サイドスロープ仕様の魅力」とのこと。またカップルや若い夫婦にも人気があるそう。ただファミリーカーの場合、福祉車両でも手頃なサイズのクルマで家族全員が乗車できるものが求められることもあるため、2つの仕様を提案しているとした。 一方で、「フォードトルネオカスタム」のような大型ワゴンでは、バックドアのスロープからの乗車でも、2列目中央に車いす利用者を乗車させることが可能な仕様を提案している。この仕様だと、4名乗車+車いす利用者の5名の乗車が可能。乗降時には、荷物を下ろす必要はあるものの、ラゲッジスペースも活用することができるので、こちらもファミリー向けと言える。 福祉車両の場合、ダチアやシュゴダなどの東欧メーカーのクルマでのデモカーが多く見受けられた。この点を担当者に尋ねると、最大の理由は、ベース車の価格を抑えることができることだという。ダチアがルノー傘下、シュゴダがVW傘下といずれも巨大メーカー系列であり、プラットフォームや技術の共用化も図られているため、クルマの完成度も高いと聞く。高額な改造費が必要な福祉車両で、東欧車が注目されるのも納得の結果であった。 ...
On 2024年1月8日 / By wpmaster2023/12/25(月)配信 スズキは、「セニアカー」を一部仕様変更し、12月22日より発売を開始した。 今回の一部仕様変更では、車両前方に取り付けた障害物センサーが前方の障害物を検知すると、メーター表示やブザー音で運転者に警告、さらに障害物との距離が短くなった場合は自動で減速する「障害物検知サポート」を搭載。 また、手押し操作中に一定以上の速度とならないよう速度を抑制する、速度抑制機能付クラッチを採用したほか、前方を明るく照らすことで視認性を高めるLEDヘッドライトを採用し、安全機能を向上。さらに、シートとアームサポート部分のクッションが改良された。 スズキは、「セニアカーは、買い物など日常の移動手段として、主に徒歩や自転車での外出が難しい高齢者の方が利用いただいているハンドル形電動車いすです。搭載するバッテリーの電気を使ってモーターで動き、ご家庭の100Vコンセントに充電コードを差し込むだけの手軽な操作で充電ができます。使用時の最高速度は、時速1km~6kmの間で設定が可能です。道路交通法では歩行者として扱われるため、運転免許は必要ありません。安全性への配慮に加え、快適な乗り心地と扱いやすさでご好評をいただいています」としている。 ⚫︎価格(消費税非課税)セニアカー ET4D:41万8000円 ...
On 2023年12月25日 / By wpmaster2023/12/8(金)配信 スズキは、11月に全面改良した新型「スペーシア」をベースとした、福祉車両「スペーシア 車いす移動車」を設定し、2WD車は12月22日、4WD車は2024年3月21日に発売すると発表した。 新型「スペーシア 車いす移動車」は、新しい衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を全車に標準装備したほか、「低速前進時ブレーキサポート」や「後退時ブレーキサポート」などを搭載し安全機能が充実したことに加え、新たに4WD車を設定。 また、テールゲート一体型スロープに前倒し機構を採用したほか、車いす乗員用の手すりを回転タイプとすることで利便性を高めている。車椅子簡易固定装置を販売会社装着アクセサリーとして設定したことも新しい。 新型「スペーシア 車いす移動車」は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当する。 ⚫︎価格帯(消費税非課税)178万6000円〜201万5000円 ...
On 2023年12月8日 / By wpmaster文と写真⚫︎Believe Japan 2023/10/19(木)配信 かねてより福祉車両のラインアップが充実している、日産のライフケアビークルシリーズ。今回のH.C.R.では、そのなかで主力となる3台が展示されていた。驚くのは、どのモデルも進化をし続けていること。ユーザーの声を聞いて改善していくクルマづくりが、しっかりと行われている。 ...
On 2023年10月19日 / By wpmaster文と写真⚫︎Believe Japan 2023/10/13(金)配信 H.C.R. 2023のマツダ ブースに置かれていたのが、3台のSeDV。「SeDV」とは「Self-empowerment Driving Vehicle」の略で、自分の意志で行動、移動し、イキイキと人生を楽しむというコンセプトで生まれた。これらのモデルに共通なのが、手動運転モードと通常運転モードを切り替えられる機能。これにより、下肢障がいを持つひとでも、クルマを自分で運転できるのが最大の特徴となっている。 ブースにはロードスター、CX-30、MX-30のSeDVが展示されていたが、今回初めてお披露目されたのがCX-30 SeDV(参考出品車)である。すでに販売されているMX-30 SeDVと同じく、アクセル操作はハンドルに沿って置かれるアクセルリングで行う。押し込むと加速、離すとアクセルオフという仕組みだ。ブレーキ操作はステアリングの左側にあるレバーで行う。CX-30 SeDVでは左肘を固定するブレーキサポートボードが置かれ、安定したブレーキ操作ができるのも大きな特徴。さらに運転席の右側には移乗ボードが配置され、車いすから乗り込みやすい工夫がなされている。 すでに販売中のMX-30 SeDVと同じく、足踏みのブレーキペダルを踏みながらエンジンを掛けると、通常運転モードとして使える。障がいを持つひとが、家族や友人と運転を交代しながらドライブに行けるのは非常に魅力的。発売は2024年とのことだが、福祉車両にまたひとつ便利なモデルが加わることになりそうだ。 ...
On 2023年10月13日 / By wpmaster文と写真⚫︎Believe Japan 2023/8/24(木)配信 新しく生まれ変わった日産セレナ。そのビリーヴカー(福祉車両)に、ようやく試乗するチャンスがやってきた。 先代モデルも、その扱いやすさや高い機能性、スタイリッシュさで人気のモデルだったが、新型セレナはその魅力を全方位的にアップグレードされている。 装備関係で注目なのは、先進運転支援技術「プロパイロット」が全車に標準装備されたこと。また、前方の障害物を回避するときにドライバーのステアリング操作を支援する「衝突回避ステアリングアシスト」や、一度駐車した場所を駐車枠として記録することができる「プロパイロットパーキング」を装備するなど、新しい機能も加わり、ドライバーの負担軽減につながっている。 今回の試乗車両は、「チェアキャブ スロープタイプ」(車いす2名仕様/ガソリンモデル)。インプレッションは下記動画を見てほしいが、よりしっかりとしたボディに加え、静粛性を含めた快適性がアップしていることを確認。また、新たにスロープを前倒しにすることができるようになり、通常のミニバンとしても使用できるなどフレキシブルに使えるようになった。 そのほかラインアップが豊富なのもセレナの美点。「車いす1名仕様」もセカンドシート仕様やサード仕様もあり、車いすの代わりにストレッチャーも乗車できるなど、用途にあわせてチョイスすることができる。 日産ライフケアビークル(福祉車両)セレナ 公式サイトhttps://lv.nissan.co.jp/LVCAR/SERENA/ ...
On 2023年8月24日 / By wpmaster文⚫︎Believe Japan 写真⚫︎Believe Japan、トヨタ 2023/8/22(火)配信 今回紹介するのは、バックドア用のロングストラップ「シェイクバンド」(ハイエース車いす仕様車専用)。 これまでバックドアを閉めるとき、つま先立ちしたりジャンプしたりしないと手が届かなかった方は、このストラップ装着することでラクな姿勢で安心して閉めることができる。 標準装着されたストラップとの違いは主に3点。 ⚫︎ストラップ本体の長さを、標準ストラップの248mmから326mmへ76mm延長。⚫︎中間地点にバンドの縫込みがされていて、つねに輪っかが開いた状態になっている。そのため確実に指を通すことができ、力を入れやすい。⚫︎形状を保持するよう工夫されていて、バックドアに挟まらない。ちなみにこれはトヨタオリジナルのアイデア。 ハイエースの大きなバックドアは、閉める際にはけっこうな力が必要。この「シェイクバンド」を装着すれば力も入れやすく、操作時間もグッと短縮できそうだ。 ...
On 2023年8月22日 / By wpmaster文⚫︎Believe Japan 写真⚫︎Believe Japan、トヨタ 2023/8/16(水)配信 車いす仕様車を長く使っていると、ちょっとしたことがストレスになることがある。 今回紹介するのは、車いす乗降時に展開するスロープを、さらに扱いやすくする商品。 車いす仕様車でスロープを展開する場合、その場所が必ずしもフラットな状態とはかぎらない(非舗装路、斜めの場所、砂利道など)ことに目をつけた商品で、スロープの先端にこの「レスステップ」を取り付けるだけで、車いすをラクにスロープに乗せることができるのだ。 価格は1台用(8個セット)で税込8580円。 トヨタ自動車では、「車いすを乗せる場合に、介助される方が受ける振動」が約3割から半分程度に軽減。また「車いすをウィリーなしで乗せる場合に必要な力」も低減してくれるという調査も実施している。 実際に試させてもらったが、車いすを車両に乗せる際のガタつきがなくなり、スムーズに車いすを乗せることができた。 今回の商品はハイエース 車いす仕様車(年式:2004年8月〜)に対応するもので、リフトに固定する際の目印にすることもでき、かなり便利だと感心した。 ...
On 2023年8月16日 / By wpmaster© 2016-2020 Believe Japan, Inc. All rights reserved.