EnChroma。特定の色が判別しづらい色弱の方の色認識を、特殊な素材のレンズでアシストするメガネとサングラスを生産するメーカー。 この製品を初めて使った人が感動で涙するシーンのビデオが話題になっています。 本当に色が変わって見えるのか?自動車を運転するときに使用する際のメリットは? 米国北カリフォルニア バークレー本社のマーケティングディレクター、Kent Streeb氏にSkypeで直接インタビューしてみました。 「EnChroma インタビュー (1 ) 製品を初めて試した時のリアクション」 関連動画 [2.EnChroma インタビュー(2)] ...
On 2017年1月16日 / By wpmaster近い将来、日本の空港では、利用者の多くが小さな電動モビリティに腰をかけながら、ロビーを静々と移動する光景が見られるだろうか。2017年1月、東京の羽田空港で、ホンダのパーソナルモビリティ「UNI-CUBβ(ユニカブ ベータ)」を用いた実証実験が行われる。空港を利用する人に、空港内での移動手段として使用してもらい、その機能性を詳細に検証するという。 この小柄なUNI-CUBβ(ユニカブ ベータ)は、「進みたい方向に体を傾けて重心移動するだけ」で前後左右、斜めと自由に進むことができる。着座型で肩幅に収まるほどコンパクトなサイズのパーソナルモビリティについて、ホンダは「多くの人が行き交う空間でも周囲に圧迫感を感じさせることなく、安心して利用できる」と説明している。日本最大、世界有数の旅客数を誇る羽田空港での実証実験を通して、新たな利用シーンの拡大と普及、そして今後の実用化に向けた取り組みを加速させていく見通しだ。 こちらは2012年のUNI-CUBの紹介動画。感覚的に、そして簡単に走行できることがわかる。このモデルは重さ25kg、最高時速は6kmで、1充電で走行可能な距離も6kmとなる。 UNI-CUBには、「ASIMO(アシモ)」に代表されるヒューマノイドロボット研究から生まれた「バランス制御技術」が活かされていて、 乗ってみると軽やかに動き、重心は高いのだが、つねに安定感があるのに驚かされる。 実験は1月22日(日)まで行われる。羽田空港第2旅客ターミナル2F出発ロビーにて、空港利用者を対象としたUNI-CUBβ(ユニカブ ベータ)の体験エリアが設置され、出発ロビーの移動にも利用される。また、同時に、空港スタッフの業務にも活用され、効率性や実用性の検証も行われる。空港利用者の空港内見学ツアーでの利用なども検討されている。 この実験は、ロボットの技術検証を目的に、羽田空港でロボット製品(プロトタイプ含む)の実験導入を行う「羽田空港ロボット実験プロジェクト 2016」の一環として行われる。 参照元:ホンダ公式(外部サイト) ...
On 2016年12月21日 / By wpmasterトヨタは、これまでスマートフォン向けのナビゲーションアプリを有料(2500円/年)で提供してきた。車載通信機から収集されたビッグデータに基づいた、トヨタ独自の精度が高い渋滞情報、渋滞を回避するルート案内などが好評を博してきたが、このたびナビアプリの無料公開を開始した。 同じくビッグデータに基づく通行実績情報は、すでに災害時の救援活動を支援する目的で「通れた道マップ」として、Webサイトで無料公開されている。しかし、今回無料公開されるナビアプリ「T-Connect(TC) スマホナビ」には、この「通れた道マップ」をナビ画面に常時表示して幅広いユーザーに情報提供する。トヨタは、平常時から慣れ親しんでもらうことで、災害時において有効に活用してもらえることを期待して、無料提供を決定したという。 この無料ナビアプリは、従来からのナビゲーション機能の視認性や操作性を一層高め、大規模災害時には「通れた道マップ」に「被災地の航空写真」を表示することも可能とした。さらに、2017年夏頃には「通れた道マップ」を反映したナビゲーションのルート探索機能を追加するなど、災害対策機能を一層強化する予定だ。 加えて、駐車場シェアリングサービス「akippa」が提供するサービスと連携し、駐車場の検索や予約、駐車場までのナビゲーションサービスも提供する。今後は「パーク24」が展開する同様のサービスとも連携するなど、充実させていく予定だ。 ↓ダウンロードはこちらから。 App Store(iPhone用) Google Play(Android用) 参照元:TOYOTA Global Newsroom ...
On 2016年12月21日 / By wpmaster文 ●Believe Japan 写真●北川泉 「乗ってみたい!」。ひと目見てそう思わせる車いす。 電動車いすの「WHILL」は、まずそのカタチで語りかけてくる。見るからに未来的で洗練されたデザインは、理屈抜きに「乗ってみたい!」と思わせるものだ。発売開始以来、大きな反響があるというのもうなずける。 そしてこのWHILL「Model A」は、見た目がおしゃれなだけではけっしてない。コンパクトなボディには、高い機能性と快適さが込められている。24個の小さなタイヤで構成される「オムニホイール(全方位タイヤ)」は、独自に開発されたもので、「4輪駆動」と相まって、細い路地、砂利道、芝生、でこぼこ道など、悪路の走行を可能にし、高さ7.5cmの段差を乗り越えることもできる。いままでなら「ここで待ってるから……」と躊躇していた場所にも、臆することなく進んでいけるのだ。 屋内用、屋外用、レジャー用というように、用途に合わせて何台ものパーソナルモビリティを使い分ける必要はなく、WHILLが1台あれば、さまざまな場所へ行くことができる。その可能性の広がりは、ユーザーの気持ちを大いに解放してくれることだろう。 「100メートル先のコンビニもあきらめる」の言葉に挑んだ 杉江 理さん、内藤淳平さん、福岡宗明さんという3人の若者を中心に、2012年、利用者に優しい「車いす」の開発を目指して設立されたベンチャー企業「WHILL」だが、そのきっかけとなったのは、彼らが神奈川県のリハビリテーションセンターを訪れた際に聞いた車いす利用者の「100メートル先のコンビニも諦めてしまう」という言葉だったという。それは、たった100メートルというわずかな距離であっても、「ちょっとした段差が乗り越えられない」、「砂利道があって走れない」といった、悲痛な訴えだったという。また、物理的なバリアだけでなく、車いすで出かけることへの億劫さや不安といった心理的なバリアも存在するという。 電動車いすWHILLは、これらのバリアを克服し、スマートで機能的な新しい「パーソナルモビリティ」を目指して開発されたという。 サイズ(Model A)は、長さ89cm(前後スライドによる) x 幅60cm x 高さ90cm、重量は:116kg。約9時間程度でフル充電し、最大約20kmの走行が可能だ。最大10°の登坂力がある。 WHILL。神奈川県横浜市にある日本本社を訪れてみて、実際にWHILLに触れ、試乗させてもらった。初めてにもかかわらず、ほぼ自分の思いどおりに動く、そのしなやかな挙動に感銘を受けた。前後左右、そして斜め方向にも、リニアに移動してくれるのだ。数分も乗っていると自分のカラダに馴染んでくる感覚になる。 最高時速は、歩道を走行できる制限の6km。レバーで時速4kmに制限することも可能で、歩行者の隣を走るのに便利な機能となっている。「子供の送り迎えを、手をつなぎながらできるようになりました」というお母さんユーザーからの喜びの声も届けられたという。... ...
On 2016年12月14日 / By wpmasterドライバーをサポートして安全な走行を行う運転サポート技術が、乗用車だけでなく産業分野にも活用され始めている。日産は、完成した車両を埠頭まで無人牽引車で搬送するシステム「インテリジェント ビークル トーイング(Intelligent Vehicle Towing)」を追浜(おっぱま)工場に導入したことを明らかにした。 自動運転機能を備えた電気自動車「日産リーフ」が、一度に最大3台の完成車を「無人」で搬送する。従来からの無人搬送台車は、磁気テープやレールを辿って走行していたが、今回のシステムは、こうしたインフラを敷設する必要がないため、生産工程や物流動線の変更に柔軟に対応しながら、経路を設定する事が可能だという。 この牽引車のリーフには、複数のカメラとレーザースキャナーが搭載され、白線や路肩、障害物などの情報と地図データを組み合わせて、目的地までのルートを自動走行する。先行車両や人などに接近した場合には、自動で停止し、一定以上の距離が確保されたと判断すると自ら再発進する。位置、車速、作動状況、バッテリーの残量などは、管制センターでモニタリングすることができるとのことだ。 これまで完成車両は、組立工場から専用埠頭まで専門のドライバーが1台ずつ運転して搬送していたが、この「無人搬送」は、少子高齢化が進む日本における労働人口減少の対策のひとつとされている。1年前から行われ、これまですでに1600回もの走行を実施しているという。そして、この間に得られたデータに基づいて、無人走行によるあらゆるリスクに対応できる安全機能やフューエルセーフ機能、天候といった環境の変化の中でも安定して走行できることを証明してきたという。今後、追浜工場ではさらに技術検証を重ね、将来的には国内外の他工場へも導入も検討していく予定だ。 参照元:日産自動車ニュースルーム ...
On 2016年12月10日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 成長するイベントのテーマは高齢者の自立 ドイツ西部の文化、経済の一大中心地であるデュッセルドルフ。さまざまなアンケートなどで「住みやすい都市」と評価されるこの街は、訪れてみると実際に落ち着いた佇まいと静寂さが心地よい。日本企業の多くが進出していることでも知られるが、近年は、欧州最大、世界有数という福祉機器展「REHACARE(リハケア)」でも知られている。 毎年開催されるREHACAREだが、障害のある方や介護する方のニーズに対応したリハビリテーションや機器、製品についての充実したプレゼンテーションに加えて、2016年は、「高齢者の自立」をサポートすることが、大きなテーマとなっていた。ヨーロッパでも一部の地域を除いて、高齢化は今日大きな社会問題となっている。そのため福祉に対する意識も年々高まりを見せているという。 身体が不自由な方や介護が必要な方、さらには自分の思うままに人生を送りたいと願う高齢者にとって、「有益となる情報や補助が得られる場」の提供を目指したという今回のREHACAREだが、36カ国から916社が出展し、4日間の日程で来場者数が4万9300人に達するなど、過去39年の歴史のなかでも最高の盛り上がりを見せた。 広い会場では、日常生活に役立つ便利なアドバイスから、最先端のモビリティアイテムや在宅ケアシステムのデモンストレーションまで、多彩なプレゼンテーションが行われ、来場者の多くは足を止めて熱心に聞き入っていた。パンフレットに真剣に目を通す方、実際に機器を試している方など、イベント全体に熱気が漂っていた。そして来場者だけでなく、出展した企業や団体もREHACAREに大きな手ごたえを感じているようだ。出展者に行ったアンケートの結果、90%を超える出店者がイベントに「満足」を示し、83%は実際に商談が良好に行われたと解答、88%はイベント後のフォローアップに期待が持てるとしている。数字からも、年々規模を拡大するメジャーイベントの勢いが感じられる。 日本の福祉機器展と比べ、車いすでの来場者の割合が高いようだが、広い会場は通路にもゆとりがあり、整然と快適に見てまわれる。また、来場者同士、メーカースタッフなどとのコミュニケーションも積極的に交わされている印象だ。 メーカーのブースだけでなく、スポーツのデモンストレーションも行われていた。ドイツでは障害者スポーツの人気は高く、車いすバスケの会場では大きな歓声が上がっていた。 「華麗なるギャッツビー」仕様にカスタマイズされた電動車いす。 福祉車両、日本とヨーロッパの違い 総合的な福祉機器展であるREHACAREだが、なかでも「モビリティ(移動)」に関する出展は多く、会場でも大きな存在感を放っていた。ところで、各ブースをくまなく歩いてみて、福祉車両について、日本とヨーロッパで大きな違いがあることに気づかされた。 それは、日本の福祉車両は、自動車メーカーの多くが「完成車」として、充実したラインアップの福祉車両の販売を行っているのに対して、ヨーロッパでは、アフターパーツが数多く販売され、今乗るクルマを「福祉車両にカスタムする」というのが一般的であるということ。展示会場を歩いても、福祉車両用の機器を扱うメーカーが数多く出展している。自動車メーカー自身が、広々としたスペースに自前の福祉車両(完成車)を数多く並べて展示する日本とは少し異なるスタイルと言えるだろう。 自動車メーカーが開発段階から「福祉車両を念頭に設計」することで、よりハイレベルな機能や使い勝手が期待できるのが日本式のいいところ。ヨーロッパは、自分の乗っているクルマ、好きなクルマに、福祉機能を持つパーツを随時取り付ける、というスタイルが特徴となっているようだ。気になるアタッチメントが自分の車に対応しているかを問い合わせる人の姿も多く目にした。 東京の「国際福祉機器展」や大阪の「バリアフリー展」を訪れて感じるのは、福祉車両、福祉機器が洗練されていてクオリティが高いこと。一方、デュッセルドルフの「REHACARE」会場では、多くの独創的な製品に目が止まった。最後に、その中から気になったブースやアイテムを紹介する。 700カ所以上の販売店を持つカーアダプテーションの大手、ドイツのアウトアダプト(Autoadapt)のブース。メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲンなどの国内メーカー、欧州ブランドのモデルに対してのさまざまなニーズに対応するカスタマイズサービスを提案していた。 車両後方のスロープが主流の日本と異なり、ヨーロッパの福祉車両は、車両の真横から乗り込む「サイドスロープ」タイプが多い。写真はメルセデス・ベンツブースに展示されていたVクラスの福祉車両。 前方に伸びるタラップにより、車いすに座ったまま乗り込むことができるチェコのマイクロカー「エルビー(Elbee)」。運転操作は手だけで簡単に行え、最高速度は時速80㎞。都市部でのモビリティを想定している。 セグウェイの技術により、操作性と機動性に優れ、オフロード走行も可能な2輪タイプの電動車いすが、スイスの「ジェニー(Genny)」。 カーボン複合材のバネ装置「ループホイール(Loopwheels)」は、従来のスポークの代わりになるだけでなく、サスペンションのように緩衝機能を持ち、滑らかな乗り心地と高い快適性、そしてファッション性で注目を集めていた。... ...
On 2016年12月8日 / By wpmaster© 2016-2020 Believe Japan, Inc. All rights reserved.