文と写真●Believe Japan 2023/4/24(月)配信 介助する側、介助される側、双方の立場になってビリーヴカー(福祉車両)をインプレッション! レポートするのは、介護経験があり自身も福祉車輌取扱士の資格を持つタレント・モータージャーナリスト 竹岡 圭。今回は、トヨタ シエンタ 車いす仕様車 タイプIIIをご紹介します。 トヨタ ウェルキャブ(福祉車両):https://toyota.jp/welcab/ ...
On 2023年4月24日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 2023/4/21(金)配信 介助する側、介助される側、双方の立場になってビリーヴカー(福祉車両)をインプレッション! レポートするのは、介護経験があり自身も福祉車輌取扱士の資格を持つタレント・モータージャーナリスト 竹岡 圭。今回は、トヨタ ウェルチェアをご紹介します。 トヨタ ウェルキャブ(福祉車両):https://toyota.jp/welcab/ ...
On 2023年4月21日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 2023/3/15(水)配信 2022年5月に登場して人気を集めている6代目ステップワゴン。その改良点の多くは、福祉車両としての使い勝手や快適性に直結するものが多く、ビリーヴカー(福祉車両)としても注目のモデルだ。今回は「車いす仕様車」をチェックして、その実力を探った! 1996年にファミリームーバーとして誕生して初代以来、ステップワゴンは家族みんながくつろげる広々とした室内空間を標榜してきた。6代目となる最新モデルでは、「国内ホンダ車史上最大の室内空間」を掲げている。 福祉車両にも生かされる新型ステップワゴンのレベルアップ 車いす仕様車は、2列目に車いす乗車するタイプ、3列目に乗車するタイプ、2列目と3列目に車いす2台で乗車するタイプの3タイプが設定されているが、このクルマは2列目に乗車するタイプ。新型ステップ ワゴンの福祉車両は全車「スパーダ」をベースにしている。先代モデルから受け継ぐ3列目の分割床下格納シート「マジックシート」とフローリングフロア、電動ウインチに加え、パワーテールゲート(メモリー機能付き)が福祉車両に全車標準装備されているが、 各部さらに改良が加えられている。 ・「安心」と「自由」を表現したというスタイリングは、クルマ全体的に凝縮感、カタマリ感があり、シンプルでスタイリッシュなデザインからは、使いやすさや機能性が感じられる。・「国内ホンダ車 史上最大の室内空間」というキャッチフレーズだが、全席で快適な居住性を誇る。・ 搭載されている1.5L直噴VTECターボエンジンは力強く、車体は走行中の振動が抑えられ静粛性も高められている。車内での会話がより快適になっている。・車両感覚をつかみやすい視界のほか、サイドウインドウの下端を前後水平にし、1列目より2列目、さらに3列目と着座位置を高くするなど、乗り物酔いをしづらくする工夫も施されている。最新の安全運転支援機能も標準装備される。 気軽に出かけたくなる抜群の乗降性 スロープはスロープ脇にあるロックを引っ張って展開する。 スロープにはダンパーが取り付けられていて、ロックを引いてもスロープが急に倒れていたりする事はなく、安心の設計となっている。スロープは力を必要とせずスムーズに伸ばすことができる。 画期的なのは3列目シートの収納。ショルダー部分についたベルトを上に軽く引っ張るだけで、シートは畳み込まれストンと床下に収まる。 思わずあっけにとられてしまう素早さだ。そしてシート裏とスロープのパネルを展開すれば、車いす乗車ができるフラットなフロアができあがる。一般的な福祉車両では3列目シートを窓側に跳ね上げる構造のため、車いすで乗車すると両側面の視界が遮られてしまうが、ステップワゴンでは3列目シートが床下に収納されるので、車いすで3列目に乗車しても車窓からの景色を楽しめる。また、3列目でも車いすの横に乗車することもできる。 続いてウインチをリリースするボタンを押し、車内にあるベルト(2本)を持ってきて車いすに取り付ける。 次にリモコン操作をすると自動で車いすを車内に引き込んでくれる。ウインチの対応重量は120kg、スロープの許容重量は200kgと大柄な車いすユーザと介助する方でも安心して使える設計だ。 車いすの固定もベルトでしっかりと行えて乗り込み動作は簡単だ。... ...
On 2023年3月15日 / By wpmaster文●Believe Japan 写真●日産 2022/12/9(金)配信 1991年に発売して以来、ファミリー層を中心に広く支持されてきたミニバン「日産 セレナ」がフルモデルチェンジした。新型で注目したいのは、日産のビリーヴカー(福祉車両)となる「ライフケアビークル」で、ついに人気の「e-POWER」がすべてのモデルで選べるようになったこと。これまで標準モデルでは、エンジンとモーターが連動して静粛性の高い走行や低燃費を実現するe-POWER搭載車が高い人気を誇っていたが、福祉車両での設定は限定的であった。 新型のe-POWERは、新たに開発された1.4Lの専用エンジンを組み合わせた第2世代で、エンジンの作動音を抑制し、よりパワフルでスムーズな加速性能を実現。また車両状態や走行環境に加え、ナビと連携しながらエンジン作動タイミングを制御するエネルギーマネジメント技術を搭載。結果、高い静粛性を発揮する。さらに車体の遮音性能を大幅に高め、後部座席の乗員との自然な会話がしやすくなった。運転支援技術「プロパイロット」もすべてのモデルで標準装備となり、安心感も増している。 e-POWERモデルは、100V AC電源(1500W)が新たにオプション装備となり、アウトドアにおける家電製品の仕様や災害時等の非常用電源としても使えるようになっている。そのほかさまざまなレベルアップを遂げている新型セレナは、以下のように多彩なタイプの福祉車両が設定されている。 助手席スライドアップシート/セカンドスライドアップシート 助手席、または2列目左側シートが、車両の外側に電動で回転、昇降することで、車への乗り降りが容易にできるタイプ。スライドアップシートには、シート回転や昇降に加え、シートスライドとリクライニングの操作も可能としたリモコンを標準装備。また、回転や昇降の速度も変更できる。 チェアキャブ スロープタイプ セレナの広さや使い勝手の良さを生かし、バックドアから車いすのまま車内に乗り込めるよう、手動式のスロープや車いす電動ウインチ、車いす固定装置が装備される。車いすの方が2列目左側に乗車する「車いす1名セカンド仕様」はじめ、使い方に合わせて全4種類のレイアウトから選べる。新型ではバックドア部のスロープの格納方法を改良し、3列目に車いすが乗車しないときには荷物スペースとして使用できるほか、車いす乗降時の操作スイッチがよりシンプルとなり、操作性が改善されている。 チェアキャブ リフタータイプ リモコン操作で昇降する全自動リフターを装備し、車両後部から車いすのまま車内に乗り込めるタイプ。車内に乗り込む前にリフター上で車いすの固定が可能なため、介助者の負担が軽減されている。新型では、オプションの車いす固定装置(電動式)のフックを、従来の一体型から分離式に変更し、さまざまな種類の車いす固定に対応している。 送迎タイプ 福祉施設や病院などの送迎時に、利用者がスムーズに乗降ができるよう工夫したタイプ。2列目に専用形状シートを採用し、助手席側スライドドアから3列目シートへの乗降性を向上させ、乗降用手すりやステップを装備することで、高齢者や足元に不安を感じる方でも乗降しやすくなっている。ステップは、助手席側スライドドアから乗降する方に加え、助手席でも同時に使えるロングステップを新たに採用し、乗降性をさらに向上させている。 乗降サポートパック付車 新型で新たにラインアップされたタイプ。ベース車のシートレイアウトはそのままに、乗降時や各シート乗車時に使用できるアシストグリップを標準装備し、福祉施設や病院のみならず、ホテルや旅館などの送迎ニーズにも対応する。... ...
On 2022年12月9日 / By wpmaster2022/12/2(金)配信 日産自動車は、12月4日に同社追浜工場内テストコース「GRANDRIVE」にて、3年ぶりに第23回全国車椅子マラソンin横須賀「日産カップ追浜チャンピオンシップ2022」を開催すると発表した。 この大会は2000年にはじまった車いす陸上競技の総合大会で、今年で23回目の開催。障がい者スポーツの普及と競技者の技術向上のほか、地域の活性化と「やさしい街づくり」支援を目的として実施され、車いす競技大会として過去多数のパラリンピック選手を輩出している。新型コロナウイルス感染拡大のため、2020年と2021年は開催を中止。今年は3日間の大会を1日に短縮し、3年ぶりの開催となる。 今年は延べ60名の選手が全国から参加し、「GRANDRIVE」を使用した2.5km、5km、10kmの記録会に臨む予定。パラリンピック日本代表選手など国内トップレベルの選手から若手選手、また健常者まで、障がいのある人も障がいのない人も分け隔てなくレースに参加できる全国でも数少ないレースとなっている。 日産は、よりクリーンで安全、インクルーシブなだれもが共生できる社会の実現に向け、真に持続可能な企業となることを目指しており、今後も障がい者スポーツの普及および発展の一助となることを目指すとしている。 第23回全国車椅子マラソンin横須賀「日産カップ追浜チャンピオンシップ2022」 実施概要|大会スケジュール 日程:2022年12月4日(日)種目および競技区分: 大会ホームページ https://www.nissan-global.com/JP/SUSTAINABILITY/SOCIAL/CITIZENSHIP/NISSANCUP/ ...
On 2022年12月2日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 2022/11/23(水)配信 近年、朝の日常風景ともいえるのが、高齢者の方などを迎えにくるデイケアサービスのクルマ。そして、車いす乗車のために交通を遮断してしまっている現場を目の当たりにすることもあるかと思う。 低い角度で乗り込めるスロープ仕様車は、車いすユーザーを介助する人にとっては一般的な装置である。しかし、一連の動作による乗り込みを完了するため、それなりに時間がかかってしまうのも事実。 両側スライドドアと広々とした室内、低床設計によるアクセスのよさから、ビリーヴカー(福祉車両)でも高い人気を誇るトヨタ「シエンタ」が、2022年8月に7年ぶりのフルモデルチェンジを遂げた。3代目となったシエンタは、車いす仕様が3タイプ用意される充実ぶりだ。9.5°のなだらかな角度のスロープを持つタイプI。運転席のすぐ後ろに車いすで乗り入れる上、ストレッチャーの乗車も載せられるタイプII。そして、今回もっとも注目したいのが、新たなショートスロープを持つタイプIIIだ。 バックドアを開けると同時に車高が降下し、ショートスロープが展開。省スペース&短時間での乗降を可能とするもの。今回はこのショートスロープ車の使い勝手を実際に試してみた。 ショートスロープで動作を簡素化 操作手順は大きく分けて以下の3ステップ。 Step 1:後部の車高を下げるバックドアを開けると自動的に車高が下がる。そして、ショートスロープが展開。 Step 2:車いす乗車車いすの前輪をショートスロープに乗せ、後輪をスロープに押し当てながら車内へと進む。 Step 3:車いすを固定車いすの前後左右にフックをかけて固定スイッチを押す。あとはハンドルを引いてショートスロープを収納、バックドアを閉めれば自動的に車高が戻る。 介助者役として実際に体験してみたところ、ショートスロープは地面から19cmの高さまで下がるが、前輪を持ち上げる際に若干の力が必要となる。しかし、コツさえつかめてしまえばいたって簡単。何度かトライして慣れると、劇的な早さで車いす乗車を完了させられることに、感心せずにはいられなかった。 車いす乗車をスムーズに行えるということは、車内の暖房や冷房のロスも少なく、周囲の交通を止めているストレスからも解放されることにつながる。さらに手動でのスロープ展開が不要なため、介助者は車いすユーザーから目を離す時間が少なくてすみ、その点でも安心だ。ちなみに乗車人数は車いすユーザー1名を含めて4名となる。 スロープ車の場合、まずスロープを引き出し → (ウインチで引き上げるために)車いすの前輪付近にフロントフックを取り付ける... ...
On 2022年11月23日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 2022/11/15(火)配信 「国際福祉機器展H.C.R.2022」では、今回もさまざまな提案や新製品が見られ、盛り上がりを見せていた。その会場で、「これは多くのユーザにとって朗報だ!」と感じたのが、トヨタの「いつでもウェルキャブ」だ。その正体は、生活スタイルに合わせて現在乗っているクルマをビリーヴカー(福祉車両)に変身させることができる、後付け可能なトヨタ純正品。需要の大きい車いす収納装置と助手席ターンチルトシートがラインアップされている。 車いす収納装置 「車いすが重く、外出のたびに上げ下げがとても大変」という車いすユーザーの家族の声などにこたえた車いす収納装置は、スイッチひとつの操作でだれもが簡単にラゲッジスペースに車いすを収納することができる。重量35kgの車いすまで収納可能で、手動のほとんどのタイプに対応している。 使用するときにはレールを装置に差し込む。電動でスムーズに格納されるため、クルマを傷つける心配が減るのも嬉しい。操作スイッチは上下2つのボタンで迷うことなく使える。 収納装置は簡単に取り外しができるため、家族は通常のクルマと変わりなくラゲッジスペースを有効活用することができる。 装置は比較的コンパクトで軽く、使わないときには取り外しができるため、ラゲッジスペースを有効活用できる。生活のさまざまなシーンでクルマを便利に使うことができ、新たに福祉車両を購入する必要がないため、多くのユーザーから歓迎されるだろう。 ■車いす収納装置 装着可能車種 ・シエンタ(年式:2022年8月〜)・シエンタ(年式:2015年7月〜2022年7月)※2022年11月予定・アクア(年式:2011年12月~2021年6月)※2022年11月予定・アクア(年式:2021年7月〜)※2022年11月予定・ヤリス(年式:2019年12月~)※2022年11月予定・プリウス(年式:2015年12月~)※2023年1月以降予定・ルーミー/タンク(年式:2016年11月~)※2023年1月以降予定 ■価格 14万9600円(消費税込み) 助手席ターンチルトシート スムーズなクルマの乗り降りを可能にしてくれる助手席ターンチルトシートも後付けが可能だ。 助手席のシートが車外に回転して座りやすい向きになり、同時に座面と背もたれが前傾することで、乗り降りがとてもラクになる。足が地面につきやすくなり、乗り降りの際にかがむ必要もなくなる。またシートを跨(また)いで座る必要がなくなるので、多くの高齢者にとっても快適な装備となる。 ■ 助手席ターンチルトシート 装着可能車種... ...
On 2022年11月15日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 2022/11/7(月)配信 「国際福祉機器展H.C.R.2022」のトヨタブースで、新たな電動車いすの提案が行われた。「JUU(ジーユーユー)」と名づけられた車いすは、これまでなかなか走行できなかった場所や状況、使用方法などをカバーして、ユーザーにさらなる快適性と安心感をもたらすコンセプトモデルだ。主に以下が特徴となる。 ・安全で快適な乗り降りをアシスト・未舗装路や荒れた道も走行・階段や急勾配も力強くクリア・前傾姿勢で座り仕事もサポート この「JUU」は日本語の「自由」に由来しているネーミングで、ユーザーに移動や仕事、行動の選択の自由を提供することを目指している。大口径の大きなオフロードタイヤを装着したJUUは、17センチの段差も乗り越えられるという。階段を上るという特徴以外に、車いすとしての作りも秀逸で、小まわり性能も高く、狭い建物内での移動にも重宝する。 力強くフレキシブルな走行を支えるのは、高トルク、高精度そして耐久性を誇るデンソー製の車載モーターである。 今までにないユーザーフレンドリー 乗り込むときには、まず「乗り降りモード」に。↓背もたれが起きて座面が前傾して前に出る。↓しっかりした作りのサポートバーなどもあり、安心感を持って乗り込むことができる。↓前に進む際は「通常モード」に戻す。ほとんどの操作はワンタッチで済むシンプルなもので、だれもが最初から親しみやすい。↓ 操作はジョイスティックで行う。レバーを倒す方向に進んでくれる。倒す角度によって速度が調整できるので、ごく自然な感覚で移動ができる。↓背もたれがしっかりしているので、常に安定した姿勢で移動できる。↓ 階段を上るときには「上りモード」に変換する。すると後方にある「しっぽ」が降りてきて車いす全体を支える。↓しっぽで後ろをしっかりと支えながら上っていく。↓段差を降りる際も姿勢は安定していて安心感がある。 ↓姿勢も自動的に制御されるので、勾配によって後ろに倒れたり前のめりになることもない。↓降り際にも座面が前傾して前に出るので非常に楽だ。↓片付けで手を指により移動させたいときなどは、台車モードを選択するとメインの大きな車輪が上に持ち上がり、キャスターが代わりに下に降りてくる。手軽に移動させることが可能だ。 JUUのアプリによって、車いすの状態(バッテリーやモードなど)を常にモニタリングすることができる。さらにこのアプリを使って、リモートで車いすを操作することもできる。車いすを置いた場所から、自分がいる場所まで操作して来させることも可能だ。この操作もタッチパネルを使いながら、前進や回転などが自然なフィーリングで行える。さらに特筆すべきは、車いすに乗ってる人が疲れていたり自身で操作ができない状況でも、近くにいる人が代わりに移動させることができる点。姿勢なども操作でき、ユーザーと介助者双方の快適性に配慮されている。動きも非常に静かでスムーズで、例えばユーザが眠ってしまった際など、起こすことなく背もたれを倒すこともできそうだ。 現在もさらに開発が進行しているということで、市販されるのはまだ先になりそうではあるが、「これまで行ったことのない場所に行ってみたい」、「諦めていた仕事に挑戦したい」など、ユーザーに前向きなエネルギーをもたらしてくれるであろう素敵なモビリティである。 ■データサイズ:幅660mm、全長1048mm、高さ1135mm最高速度:時速6kmバッテリー容量:24V/15.2Ah充電時間:5時間走行可能斜度:10度走行可能段差:200mm ...
On 2022年11月7日 / By wpmaster2022/7/8(金)配信 日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(NMC)は、7日、「キャラバン」ガソリン車の一部仕様向上にあわせ、「ライフケアビークル(LV)」シリーズの仕様を一部向上したと発表。 車いす仕様車の「チェアキャブ」については、ユーザーの要望にこたえ「ワンタッチオートスライドドア(助手席側)」を追加設定し、福祉施設・病院などでの送迎時に介助者の負担軽減や作業の効率化を可能とした。 また、ベース車と同様に燃費の性能向上を図ると共に、上級グレードにはオーディオ、ハンズフリーフォンコントロール用のステアリングスイッチを追加。カップホルダーの形状変更など、使い勝手の向上も図られた。 ●価格帯(消費税非課税)チェアキャブ(全グレード)391万9000円~471万6000円 ...
On 2022年7月8日 / By wpmaster文●Believe Japan 写真●Believe Japan、ホンダ 2022/5/26(木)配信 ホンダが6代目にあたる新型のステップワゴンを5月27日に発売する。新型には、ビリーヴカー(福祉車両)として、「スパーダ」をベースにした「車いす仕様車」と「サイドリフトアップシート車」を設定。価格は339万6000円~383万円(非課税)。 新型ステップワゴンは、「素敵な暮らし」をグランドコンセプトに、乗る人すべての安心と自由への思いに応えるクルマとして作られた。乗り物酔いしにくいように水平基調のベルトラインを室内に通したり、シートの形状を工夫することで2列目、3列目からの視界を広くするなどさまざまなアイデアが込められている。同時開発となった福祉車両でもそのコンセプトは受け継がれているという。 ステップワゴン「車いす仕様車」では、車いすを2列目、3列目、そして2列目および3列目に乗車するようにできるが、どのポジションに乗車しても見晴らしがいいのが自慢。その理由は3列目シートの収納方法にある。ライバル車は3列目シートを窓側に跳ね上げる構造のため、車いすで乗車すると側面の視界が遮られてしまうが、ステップワゴンでは3列目シートを床下に収納するため、車いすで3列目に乗車しても窓がそのまま使えるのだ。また、3列目に車いすで乗車したときにもとなりの席が使えるようにするなど、介助者の利便性も考えられている。 新型では、福祉車両の開発にあたって実際のユーザーから利用実態を調査し、それを反映したという。そのひとつが、リクライニング車いすへの対応。2列目の床に専用の固定点を増設することでこれを実現した(2列目乗車タイプ)。スロープの角度や操作のために必要な力の具合なども利用者の意見を参考している。メモリー機能付きパワーテールゲートを全車標準装備としたのも、利用者に女性が多く、重たいバックドアの開け閉めが不便だという声に答えたからだ。 こうしたユーザー目線の徹底は、機能面だけに止まらない。通常、ミニバンの福祉車両は施設など事業者が購入するケースが多く、そのためコストパフォーマンスのよさが厳しくチェックされるが、ステップワゴンの場合、ユーザーの多くが個人所有のため、求められるニーズが異なってくるのだという。つまり、福祉車両であっても、クルマとしての魅力が同時に求められるのだ。 そこで新型ではベースとなるグレードを上質さをテーマにした「スパーダ」に設定。走行中の死角を補う「ブラインドスポット インフォメーション」や、3列目まで空調を独自に操作できる「トリプルゾーンコントロールフルオートエアコンディショナー」といった充実した装備に加えて、デザイン面でも気を配る。フラットな床はフローリング仕上げで、落ち着いたダーク調の木目柄がシックな雰囲気を演出。バックドアなどのデザインもできるかぎりスタイリッシュなものになるように、ベースモデルの設計段階から参画。プラチナ調クロームメッキでこだわりの外観デザインを引き締めた。その出来栄えに開発スタッフは「乗っている人が誇りに思えるようなカッコいいデザインに仕上がった」と胸を張る。 福祉車両としての機能、利便性に加えて、クルマ本来の魅力を大いに高めた新型ステップワゴンは、福祉車両のある暮らしを明るく、楽しくしてくれる力作だ。 ●価格帯(消費税非課税)車いす仕様車:355万5000円〜383万円サイドリフトアップシート車:339万6000円〜363万6000円 ...
On 2022年5月26日 / By wpmaster© 2016-2020 Believe Japan, Inc. All rights reserved.