文と写真●Believe Japan ドイツ中西部ヘッセン州に本社がある「EDAG(エダック)」は、自動車エンジニアリングの世界的企業である。その福祉車両架装部門の展示ブースで見かけた車いすの格納システムは、今日ヨーロッパのスタンダードともいえるタイプだ。折り畳み式の車いすを運転席側の後部座席に格納するというもので、展示されているフォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアントは、通常のヒンジドアがスライドドアに交換されている。 シンプル極まる車いすの格納 電動スライドドアが開くと同時に車いす用のフックがせり出してくる。そこに折り畳み式の車いすを取り付ける。 運転席にあるボタンを押すと、車いすは車内に向かって電動で格納されていく。かかる時間はおよそ「12秒」といわれるが、実際に目にすると驚くほど早く、またスムーズな印象だ。 車いすが車内に格納されるとスライドドアが閉じて完了となる。 後付けとはいえ、スムーズに作動するスライドドア。 EDAGのエンジニアは、車いすが安全に格納されることはもちろん、クルマの外観が変わらないようにコンパクトな設計を心がけて開発したという。車いすを格納することにより左側後席の乗車はできなくなるが、ラゲッジスペースへのはみ出しも最小限で、機能性も高く保たれている。 ヨーロッパではよく見かけるスタイル 日本ではほとんど見かけないこのタイプは、市販されたクルマに後から取り付けることができるのが魅力。車いすを素早く格納することができるため、ドイツをはじめヨーロッパではポピュラーなスタイルとなっている。... ...
On 2017年11月29日 / By wpmaster文●Believe Japan 写真●Believe Japan、PARAVAN ドイツのREHACARE(リハケア)会場を訪れて、福祉車両について感じるのが、日本と比べて「車いすユーザーが自分で運転する」タイプが多いということ。そんなわけで、車いすを使う方が、家族や多くのひとを乗せて自ら運転できる「PARAVAN(パラバン)」の福祉車両も関心を集めていた。これは車内に乗り込んだ電動車いすがそのまま運転席となるタイプで、車いすユーザーが介助を必要とせずに自由に運転できるものだ。今回展示されていたのはフォルクスワーゲン キャディだが、そのほかにもフォルクスワーゲンのT6やプジョートラべラー、メルセデス・ベンツ Vクラスなどの設定がある。 ドイツ南西部バーデン ヴュルテンベルク州にあるPARAVANは、身体の不自由な方のために、車両をはじめステアリングやブレーキシステム、車いすを開発、製造するメーカーだ。1997年以来、ヨーロッパ主要メーカーの車両をベースにした福祉車両を手がけ、その名が示すとおり、おもに商用バンをもとにした車両開発を行っている。 家族をドライブに連れて行けるクルマ PARAVAN Caddy(パラバン キャディ)は、車両の横と後ろから車いすのまま乗り込めるフレキシビリティや運転の快適さに重点が置かれたモデルとなっている。ドライバーは簡単な操作で多彩なシートアレンジも行え、あらゆる家族構成、使用環境にも対応する。後席は折り畳みタイプで、障害物がない状態で車内をスムーズに移動できる。これまで歩行が困難な方のためのモビリティは、パーソナルタイプが主流で、ほとんどがサイズの小さなものだった。ところがバンタイプとすることで、これまで家族に乗せてもらっていた方が、今度は家族をドライブに連れて行けるようになるのだ。ユーザーからは、「家族を乗せて運転することが長年の夢だった」という喜びの声も届いているという。 下の写真は乗り込みの様子。車いすユーザー自身で、リヤの車高を下げ、ドアを開け、スロープを下ろし、車いすで車内に乗り込み、運転席に車いすを固定する、といった一連のプロセスをスムーズに行うことができる。 そんな「快適さ」に貢献するのがエアサスシステム。エアサスはボタン操作で車高を調整し、最低地上高もしっかりと確保できるため、段差のある場所でも問題なくアクセスできる。さらに、路面からの不快な振動やショックを吸収し、走行中の快適さも格段に向上する。 PARAVAN社のモデルは、国際基準のテストによって高い安全性が証明され、フォルクスワーゲンの品質テスト、安全テストもパスして推奨パートナーとして認められている。寒い状況でもエアサスシステムは良好に作動するよう作られ、クルマいすを車体につなぐ接続器「PARAVAN ドッキングステーション」も衝突テストで高い安全性が確認されている。 ... ...
On 2017年11月27日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 電動車いすはとても便利な移動手段である。今回の会場でも数多くの電動車いすが展示され、また多くの来場者がスクータータイプ、車いすタイプなどさまざまな電動タイプのモビリティで来場していた。その中で印象に残ったのは、介助するひとと介助されるひとが一緒になって乗り込めるタイプの電動モビリティだった。 電動車いすの「Shoprider(ショップライダー)」は、横に並んで座るカップルシートタイプと前後に並んで座るタンデムシートタイプがある。どちらも移動する時間を「共有できる」と言う感覚を持つことができるもので、介助する側と介助される側という隔たりを意識せずに 移動を楽しむことができるのが魅力だ。 後輪駆動で、タイヤは口型33cmのノーパンクタイプが装着される。サスペンションも装着され、乗り心地のよさも重視されている。思わず会話が弾んでしまいそうなカップルシートだ。シートの横に杖のホルダーも装備されている。 狭い路地の多い日本には、こちらのタンデムシートタイプの方が横幅が小さく、より実用性が高そうだ。 1人乗りで後ろに荷台が付いたタイプも展示されていた。荷台は大きく、軽い農作業などもできそう。 Shopriderの操作系はシンプル。レバーを握れば前進、離せば停止する。メインスイッチの他、速度調整ダイヤルやバッテリー残量ランプなどが並べられている。 日本では、とくに都市部は狭い場所が多く、二人乗りタイプの車いすは日常生活ではなかなか難しいかもしれないが、観光地などでは需要があるだろう。思わず利用したくなる、優しさあふれる電動モビリティだ。 Shoprider Europe(ショップライダー ヨーロッパ)が販売するが、開発・製造を行うのは台湾のPIHSIANG MACHINERY MFG.CO.,LTD.(必翔実業股分有限公司)という企業。電動車いすを中心に医療用品も手がけており、Shopriderは北米とヨーロッパを中心に販売している。また、日本でも2008年から、シングルシートタイプの正規販売が行われている。 Shoprider 889DXD 全長×全幅×高さ:1400cm×950cm×1000cm 重量:125 Kg 最大ユーザー重量:159... ...
On 2017年11月25日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 今回のモーターショーで未来の公共交通として新世代のタクシーとバスを発表したトヨタだが、パーソナルモビリティの提案として大きく注目されたのが「コンセプトカー「Concept-愛i RIDE」だ。 「すべてのひとに移動の自由と喜びを」という発想に基づいて開発されたコンセプトカーシリーズ「TOYOTA Concept-愛i」は、車いすを利用する方や高齢者の方なども自由に移動できるパーソナルモビリティだが、なかでもシリーズを代表する非常にコンパクトな四輪モデルがこの「Concept-愛i RIDE」だ。 全長2.5m、全幅1.3m、全高1.5mというミニマムサイズのボディは、一般的なクルマ1台分の駐車スペースに駐停車して、車いすユーザーの乗降が可能だ。目の前にすると本当にコンパクトなのだが、キャビンは車体の前方まで広げられ、大人2名が快適に移動するのに十分な広さが確保されている。そして次に、大きく開くガルウィングドアと左右にも大きくスライドする電動シートによって、車いすからの乗降がとてもスムーズに行える。 ガルウィングドアに備えられたフックに車いすをつけて、ドアの開閉を利用して車いすの積み下ろしを容易にしている。 運転席が横にスライドして、車いすのスペースが作られる。そして、床部分が後方にスライドすることで簡単に後部に収納することができる。多くの車いすユーザーが気軽に乗車し、運転できるように設計されているのだ。 インパネは大型ディスプレイのみのシンプルで未来的なデザインで、「人を理解するエージェント」が搭載されている。これは「人工知能(AI)」がドライバーの感情を認識、推定するもので、人間の気持ちを理解して先回りの提案を行うように設計されている。「人を理解する」技術と先進の自動運転技術を組み合わせることで、ドライバーと乗員に深い安心感を与えてくれる。人を理解するパートナーとして、新しい時代のクルマ像を提案している。 人工知能のエージェントは、車内のディスプレイだけでなく車両フロント部に設置されたディスプレイを使って、周囲のドライバーや歩行者などに向けてメッセージを発信することもできる。たとえば駐車場に同じ車両がたくさん並べられているような状況でも、ドライバーを認識してここに名前を表示して誘導することも可能だ。さらに人工知能は高度な学習機能を持つため、ユーザーに役立つ最新のバリアフリー情報なども自ら提供し、誕生日なども覚えていてくれる。 「運転操作は運転席の肘置きの先端に備えられたジョイスティックで行い、ステアリングやアクセル、ブレーキペダルが不要となり、多くのひとが安心して運転できるクルマとなっています」と説明するトヨタ未来プロジェクト室 TOYOTA... ...
On 2017年11月9日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 超高齢化社会に向かっていく日本では、すでに介護される方も介護する方も共に高齢者という「老老介護」の状況が広まっている。そんななか今回のモーターショーでホンダが発表した電動車いすのコンセプトモデルが、注目を集めていた。 「人と人の触れ合い」をテーマにした電動車いす「ふれモビ Concept」は、1人乗りの電動車いすとほぼ同じサイズで前後2名乗車を可能としている。2人での移動が気軽にできることで、積極的に外出したくなることを目指して開発された。 開発デザイナーがスーパーマーケットで「お年寄りのご婦人が買い物カゴを持ちながら、旦那さんが乗った車いすを押している」光景に出会い、アイデアが生まれたというタンデムスタイルの車いす。年齢を重ねてもパートナー同士が、あらためて一緒にいる安心や幸せを感じられ、「一緒に出かけることが楽しみになる」モビリティとして開発されたという。 2人乗車でも力強く滑らかに走行する。展示車はリモコン操作によって走行し、本体に操作系は見当たらない。方向転換は後輪で行い、将来的には自動運転も視野に入れているという。 後ろへの乗り込みはワンタッチで行える。ステップも低くアクセスがよい。 開発者による初期のスケッチには、明るい表情で一緒の車いすに乗りながら元気に買い物をする老夫婦の姿が描かれている。 デモンストレーションには、コンパクトな電動パーソナルモビリティ「チェアモビ Concept」と、人とコミュニケーションがとれるAIロボット「Ai-Miimo Concept」が登場した。 「チェアモビ Concept」は狭い所の移動もスムーズな小まわり性が特徴で、屋内から屋外まで気兼ねなく使えるチェア型のモビリティ。坂道でも座面を水平に保つ機能、高さ調節機能も備える。さまざまなシーンで歩行者同等のフレキシブルな動きを発揮する。 電動で自走しながら芝刈りをする「Miimo」をベースにAIを搭載した「Ai-Miimo... ...
On 2017年11月7日 / By wpmaster文●Believe Japan 写真●Believe Japan、ダイハツ ダイハツは今回の東京モーターショーで、少子高齢化や働き方の多様化といった、今日の日本社会が直面するさまざまな課題や環境の変化に対応したコンセプトモデルを4台発表した。いずれも車名には「DAIHATSU NEWNESS」の略である「DN」の2文字が付けられているが、ここでとくに注目したいのは、車いすの乗り降りも手軽で幅広い業種や用途に対応できる軽自動車「DNプロカーゴ」。未来の働く人のパートナーとなることを想定した軽自動車規格の商用電気自動車(EV)である。 DNプロカーゴは、電気自動車ならではの低重心やフラットな低床構造によって、拡張性と使い勝手のよさが追求されている。また後部に電動リフトが設置されているので、車いすでの乗り降りがしやすく、重い荷物の昇降もスムーズに行える。床が低いことで車内空間は広く、またフラットなために車いすでも車内での移動、作業が快適に行えるのが特徴だ。 低床のため、車体下部から出てくるリフトですぐに昇降できる。リフトの操作は、車体に付いたボタンで簡単に行える。操作も非常にわかりやすい。 横開きのバックドアは女性やお年寄りでも強い力を入れずに開閉できる。 DNプロカーゴは100%EV(電気自動車)。ダイハツでは「狭い地域を移動するには、自宅や会社などで手軽に充電できるEVのほうが適しており、さらにクルマが電源となることで、さまざまな電子機器を車内で使用することができる」と説明する。実際に軽自動車のサイズを生かして、住宅地の細い路地や農村のあぜ道でも気軽に移動できるだろう。 運転席と助手席の間の床下に電気モーターを置き、バッテリーも床下に平らに敷くことで低床化を実現している。車内の広さに加えて走りの快適さも大幅にアップしているという。 フラットなフロアはウォークスルーも可能で、1600mmの室内高は目的地に着くと部屋やお店として使うことができる。目的に合わせて車内のレイアウトを手軽に交換できる「マルチユニットシステム」が採用され、幅広く「プロ」の要求に応えていくという。DNプロカーゴのコンセプトは「走るお店・オフィス」だ。 車いす2台を搭載して、快適に移動することができる。... ...
On 2017年11月6日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 独創的な造形のコンセプトカーが数多く展示されるモーターショーだが、なかでもでひときわ異彩を放っていたのがトヨタが発表した次世代バスのコンセプトモデル「SORA(そら)」だ。 近未来的なデザインのSORAは、水素を燃料として電気で走行する燃料電池バスで、車いす利用の快適性も大きく高められている先進性が特徴だ。おおよそのサイズは全長10.5m、幅2.5m、高さ3.3m。定員は座席22名、立席56名、運転手1名の計79名となる。 排出されるのが「水」だけという優れた環境性能を誇る。また、コンセプトモデルではあるが、2018年の春先に発売される予定ということで、事実上の完成形ともいえる。 ボディ内外の各部から伝わってくる質感の高さと先進性に、マスメディアだけでなく一般の来場者も興奮の面持ちで車内に乗り込んでは、座席に腰掛けたり熱心に写真を撮影していた。車両中央部は、進行方向左側の一列のみを座席として、車いすやベビーカーでの快適な乗車に対応している。 車いす2台を簡単に固定できる装置が備えられている。手すりや停車ボタンもそれぞれの利用者が使いやすいように配置されている。 大気中から取り込んだ「酸素」とタンクから供給される「水素」を「FCスタック」という発電装置に送り、化学反応によって「電気」と「水」を取り出すのが、燃料電池「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」だ。発生した電気を動力源としてSORAは走行する。水素の充填にかかる時間はガソリンや軽油の給油とほとんど変わらず、EV(電気自動車)の充電と比べてはるかに短い。 SORAは「受け継がれていく街のアイコン」という開発コンセプトによって作られ、「社会の奉仕車」と「人を中心に据えたユニバーサルデザインと機能」という2つのテーマを追求している。開発主査を務めるトヨタ自動車先進技術開発カンパニー BR次世代車両企画室の権藤憲治氏は、「2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京都を中心に100台以上のSORAを導入する予定です」と語る。 まず、SORAは「社会に奉仕」する車両として、燃料電池車として走行時にCO2や環境負荷物質を排出しないという優れた環境性能を実現していること、大容量の外部給電システムを搭載し、災害時に電源としての利用が可能となっている。 そして「ユニバーサルデザインと機能」という観点では、以下に挙げるとおり利便性と安全・安心にこだわり、すべての利用者が「乗ってよかった。また乗りたい」と思えるバスを目指している。 車両の内外に配置された8個の高精細カメラが、周囲の歩行者や自転車などの動体を検知して運転手へ音と画像で知らせる周辺監視機能を搭載し、安全性が向上する。 モーター走行のため変速ショックがなく、急加速を抑制して緩やかな発進を可能にする加速制御機能を採用、車内で立っている乗客の安全性にも配慮している。... ...
On 2017年11月4日 / By wpmaster文と写真●Believe France さまざまな催しが行われるフランスのパリでは、福祉関係のイベントもよく行われている。今回は5月16日から18日まで開催された「パリ・ヘルスケアウィーク(PARIS HEALTHCARE WEEK)」を訪れた。 パリ・ヘルスケアウィークは、多くの分野に広がるヘルスワークに携わる人たちがお互いにコミュニケーションをとって、健康に関する技術を全体的に高めてゆくことを目的としたプロのためのプロによる総合展示会。昨年の初開催に続き、今年で2回目となるまだ新しいイベントだが、複数の大きなエキスポをひとつのイベントにまとめることで、世界中から800以上の企業や団体が出展して大いに賑わった。 会場となったのは、世界5大モーターショーのひとつ「パリモーターショー(モンディアル・ド・ロトモビル)」も開催されるポルト・ド・ヴェルサイユ・エキシビジョンセンター。IT技術を健康管理に利用する分野を取り扱う「HiT(Health-ITExpo)サロン」、フランス病院連合が主催する病院建築や経営に関する技術を紹介する「ホピタルエキスポ/高齢者ハンディキャップエキスポ(HopitalExpo/GerontHandicapExpo)」、医療機器メーカーが出展する「インターメディテック(Intermeditech)」、看護学校による「アンフィルミエサロン(Salon Infirmier)」といった複数のイベントをまとめて開催することで、幅広い分野を超えて健康に関する展示全般を一度に見てまわることができる。プロ向けの内容のため、来場者の多くはビジネスマンや病院関係者となるが、来場者相手だけでなく出展者同士でも活発に情報交換が行われていた。また看護学校主催のブースを訪れる未来の看護師や医師が、最新の医療に触れることのできる貴重な機会ともなっていた。 展示内容としては、とくに近年各国で話題となっている「e-Health(e-Santé)」関連の出展が多く見られた。個人の医療情報を電子データ化する機器の紹介や、データの画像化に関する技術、ネットワークを介してそれらを管理するe-Santéの導入やセキュリティ、ビッグデータの扱いなどに熱い注目が集まっていた。プロを対象としたデモンストレーションや体験イベントがあるのもこの展示会の特色と言えるだろう。 フランス国立統計経済研究所(INSEE)によれば、フランスの全人口に占める60歳以上の高齢者の割合が、20歳以下を上まわったのは2012年。以降、日本と同様に約4人に1人が高齢者となる割合が続いており、高齢化社会を問題視する世論は高まってきている。ただし、日本と異なるのは 総人口の上昇が続いているということ。日本では2010年以降、毎年20万人以上の人口減少が続いているのに対し、フランスでは逆に毎年20万人以上の人口増加がいまだに続いている。20歳以下の割合も、ここ10数年24%近辺を維持し続けている。子供を持つ家族への保障などを手厚くしているフランスは、少子化対策という意味では日本よりも進んでいると言える。 会場の十数カ所に設置された大小さまざまな講演ブースでは、企業や団体などが自社商品やサービスをアピール。3日間で250ほどの講演が行われ、講演者の数も700名に達した。 プロフェッショナル向けということであまり馴染みのないブースも多かったが、軍隊が参加してのデモンストレーションは、軍事医療現場を再現したもので、実際の状況がわかりやすく伝わる工夫がなされていて興味深い。戦場で負傷した兵士に応急処置を施す衛生兵たちだけでなく、現実と同じようにライフルを構えてまわりを警戒する兵士も配置。危険な状況下でいかに手早く処置し移動するか、そこに役立つ道具の使い勝手などを実演して見せた。メーカーやサプライヤーだけでなく、 看護師や軍医を目指す人たちにもインスピレーションを与えていたに違いない。 ... ...
On 2017年5月27日 / By wpmaster文 ●Believe Japan 写真●川崎泰輝、日本財団パラリンピックサポートセンター 3月12日、快晴のもと「パラ駅伝 in TOKYO 2017」が1万1200名の来場者を記録し、盛大に開催された。 競技は、世界にも類を見ない、健常者と障害者が同じチームのメンバーとして、一本のタスキをつないでいく駅伝スタイルで行われた。それぞれが自身の持てる力を精一杯に発揮して、共に高みを目指していくランナーたちの姿は、スタンドだけでなく、コース沿道に詰めかけた多くの人をも勇気づけ、競技全体が熱烈な応援に包まれた。 パラ駅伝は、さまざまな障がいのあるランナーと健常者のランナー9人(伴走者含む)がひとつのチームをつくり、ゴールを目指して1本のタスキをつないでいく駅伝競技で、駒沢オリンピック公園(東京)の1周約2.5kmのコースを8区間で8周、合計約20.5kmを走るもの。今回は、東日本エリアから14都県17チーム、10代から60代までのパラリンピアンから市民ランナーといった、幅広い選手153名が参加した。 日本体育大学ブラスバンド&チアリーダー&応援団によるパフォーマンスの後、アテネパラリンピックのNHKテーマソングを作曲した盲目のアーティスト木下航志(きしたこうし)さんと、わたなべちひろさんのオープニングライブが行われた。早くも盛り上がる会場に選手団が入場すると、スタンドからは大きな歓声と拍手が送られる。 大会を主催した日本財団パラリンピックサポートセンター会長の山脇康氏は、サポートセンターが掲げるスローガン「i enjoy ! ~ 楽しむ人は強い!」を紹介し、スポーツを通じて、一人一人がいきいきと輝け、活躍できる社会の実現につなげていきたい、との抱負を述べ、開会を宣言した。 来賓の小池百合子東京都知事は、「パラリンピックの成功なくして東京大会の成功はない」と語り、目下、懸命に準備を進めていることを明らかにし、また大会をきっかけに都内のあらゆる場所で「段差」を無くして「だれにとっても優しいまちづくり」を進めていく考えも示した。さらにパラリンピックのサポーター登録が、現在すでに48万人に上っていることを明らかにした小池都知事は、「みなさんの力が東京大会を成功させる」として、さらなるサポートを要請した。 続いて、松野博一文部科学大臣、丸川珠代東京オリンピック・パラリンピック担当大臣による挨拶が行われ、木下航志さんが国歌を斉唱した。スーパーパフォーマンスグループ「AAA(トリプルエー)」と人気タレント15名により特別編成された「チームよしもと」、そして全国のご当地キャラクター16体も応援に駆けつけ、会場の熱気がさらに高まる中、小池都知事がスターターを務めて、いよいよ競技がスタートした。... ...
On 2017年3月22日 / By wpmaster超高齢化社会へ向かう日本では、今後ますます介護を必要とする人が増え、逆にケアやサービスを行う人が不足することが懸念されている。一説には、2025年、およそ250万人が介護を必要とし、40万人近くの福祉の人材が不足するといわれている。 その危機的な状況を少しでも打破しようとするイベント「Awesome Future Festival ~ゲームと映画で体感する驚くべき未来とフクシとワタシ~」が、2017年3月12日(日)に京都で開催される。「介護はまだ先の話」や「大変そうな仕事」と思われがちな福祉の仕事を、体感型のシミュレーションゲームと全国公開を控える話題の映画を通して、さらに深く理解してもらおうというのが趣旨だ。福祉サービスの現場や仕事がよくわからない、少し興味がある、という人はぜひ参加してみてほしい。 【THE Six SENSE ~医療福祉系シミュレーションゲーム~ 】 すでにいくつかのイベントで大きな反響を得ている、医療福祉系シミュレーションゲーム。プレーヤー自身が働くゲーム会社で、タイムトラベル式のシミュレーションゲームが開発され、それをテストプレイするという設定となっている。「五感を最大限活用して内容の吟味・安全性の確認をしてきてもらいたい」 という上司の言葉からスタートするゲーム。そこには、想像もしなかった未来体験がある!? ルールはいたってシンプル。すごろくのようにルーレットで出た目に合わせてマスを進んでいくだけで、最先端のVR(ヴァーチャルリアリティ)も体験できる。車いすでの参加も可能で、福祉の知識がなくても大丈夫、年齢制限もないということで、広く楽しめるゲームとなっている。 【映画『つむぐもの』上映会&犬童一利監督トークショー 】 突然倒れて、半身が不自由になっても人の手は借りたくないという頑固職人と、韓国からやってきた若い女性との心のふれあいを描いた作品。 ◼︎... ...
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