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    ホンダN-VANの福祉車両コンセプトモデルは、さまざまな可能性に満ちていた!

    文と写真●Believe Japan 2021/11/13(土)配信  11月10日~12日にお台場で開催された国際福祉機器展で、おもしろい1台を発見したのでご紹介したい。それは、ホンダN-VANをベースにした「車いす移動車」のコンセプトモデル。制作したのは、身体障がい者用の自動車運転装置(フジコン)を長年開発し続けているフジオート。これまでも運転でハンディになる部分を補う各種装置(手動装置/左アクセル/ステアリンググリップ/左ウインカー/右ワイパー/シフトレバー/アシストグリップ/延長ペダル/足動装置など)を市場に送り出している、福祉車両装置開発の老舗だ。  今回のN-VANコンセプトのポイントは以下の3つ。 【車いすのひとが一人で運転できる自操式車両であること】  車いすに乗ったまま運転席の近くまで移動。車内で運転席に移乗して、自身で運転できる仕様となっている。バックドアに備わる電動リフトから、リモコンを使って乗り込むという設計だ。そして、助手席の位置まで車いすで移動し、運転席に移乗。展示車両は移乗のしやすさを重視して。コラムタイプの手動運転装置が取り付けられていた。 【軽自動車のリフト付き車いす移動車であること】  プラットフォーム長1000mmの専用小型リフト(耐荷重150kg)を開発。定員は4名(運転席、助手席、右セカンドシート、車いす)、実際に車いすのひとが運転する場合は3名となることを想定。 【避難時仕様であること】  昨今の非常時に備え、車いすのひとが一時的に避難したいときに少しの間生活できるような装備を設置。テントや簡易トイレ、机、ドリンクホルダー、小型シンクなどが備わっている。  「キャンピングカーブームや優れたユーティリティを誇るN-VANからヒントを得ました。今回この福祉機器展でみなさんにさまざまな意見や感想を伺い、将来的に販売を実現していきたいです」と話を伺った。  まだコンセプトモデルのため具体的な車両価格は出ていないが、リフトの搭載費用として改造費80万円~となるとのこと。いづれにしても、見ているだけで、話を聞いているだけでワクワクさせてくれる1台だった。 フジコン公式サイトhttps://www.fujicon.co.jp ...

    On 2021年11月13日 / By wpmaster
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    Hondaが福祉体感イベントを「Hondaウエルカムプラザ青山」で開催

    2021/11/9(火)配信  Hondaは福祉車両をはじめ、福祉のさまざまな取り組みを紹介し、実際に体感できるイベント「HondaハートJoy for Everyone」を、11月9日(火)から30日(火)まで「Hondaウエルカムプラザ青山」にて開催すると発表した。  今回のイベントは、Hondaの創業時からの基本理念”人間尊重”の考え方のもと、“誰もが気持ちよく、楽しく乗れるクルマづくりをすすめるとともに、身体の不自由な方々が活躍できる機会や場の拡大をサポートする”という想いから企画されたという。Hondaのこれまでの取り組みを紹介するとともに、福祉領域における製品展示などを通じて一般のひとに実体験してもらうことで、Hondaの取り組みをより深く知ってもらおうというイベントだ。 【イベントでの出展品】 国内唯一である足動運転補助装置「Honda・フランツシステム」  1965年にドイツで開発されて以来、ヨーロッパで高い評価を得てきたフランツシステムは、両上肢が不自由な方が両足だけで運転操作できる運転補助装置。Hondaは1981年に開発者のフランツ氏から直接技術指導を受け、さらに独自の技術を加えて1982年に国内で初めて販売。現在、国内で唯一フランツシステムの開発・販売を行なっている。 視覚障がい者の単独歩行を支援する、シューズイン型ナビゲーションシステム「あしらせ」 「あしらせ」は、視覚障がい者の単独歩行を支援するシューズイン型のナビゲーションシステム。Honda新事業創出プログラム「IGNITION(イグニッション)」発のベンチャー企業第1号の株式会社Ashirase(あしらせ)で、2022年度中の販売開始を目指し現在開発が進められている。スマートフォンアプリにでの音声入力や案内、加えて靴につける振動インターフェースで構成され、聴覚、手の次に知覚しやすい足への振動により、向かう方向を直感的に示すことを可能としている。 2021年度グッドデザイン賞を受賞した、陸上競技用車いす「翔(KAKERU)」  ”勝利の笑顔をアスリートに届ける”をコンセプトに、ホンダの最新テクノロジーを結集させて開発された「翔(KAKERU)」は、ウイング形状のメインフレーム等は、F1やHonda Jetで培ったカーボンファイバー技術の知見を採用。アスリートが「これに乗って頑張りたい」と闘志を燃やせるデザイン、仕様を目指したもので、「2021年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)において、グッドデザイン賞を受賞した。すで幾多の戦績を残している。 【開催概要】 イベント名:「HondaハートJoy for Everyone」開催概要開催期間:2021年11月9日(火)~30日(火)開催場所:「Hondaウエルカムプラザ青山」(東京都港区南青山2丁目1−1 Honda青山ビル 1階)概要:Hondaの福祉のさまざまな取り組みや製品が体感できる展示イベント展示内容:・視覚障がい者の単独歩行を支援 シューズイン型のナビゲーションシステム「あしらせ」・陸上競技用車いす フラッグシップモデル「翔(KAKERU)」・国内唯一となる両上肢の不自由な方が両足だけで運転操作可能な運転補助装置「Honda・フランツシステム」(車種:FIT)・手足の不自由な方のための運転補助装置「Hondaテックマチックシステム」(車種:FIT)・助手席リフトアップシート車(車種:FREED)、車いす仕様車(車種:N-BOX)他 ...

    On 2021年11月9日 / By wpmaster
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    純正アクセサリーを活用して、高齢者にやさしいクルマに仕上げる!

    文●Believe Japan 写真●ホンダ 2021/3/9(火)配信  今日、「家族に高齢者がいる」、「乗り降りがしんどい」など、アクセスが便利なクルマを必要としている潜在的なユーザーは少なくない。それに応えるビリーヴカー(福祉車両)は、設定車種が大幅に拡大され、趣味やライフスタイルに合った車種選びも可能になってきている。しかし、買い替えコストや「自身で歩くことができる」などの状況によって、ビリーヴカーを購入するまでに至らないケースもあるだろう。多くの場合は、できれば後付けのパーツで、手軽にクルマを便利で安心なものにしたいと考えているのではないだろうか。  アクセサリーといえば、エアロやアルミホイール、LEDランプなどドレスアップ方向のパーツをイメージしがちだが、じつは高齢者にやさしいパーツがたくさんあるのをご存知だろうか? これらのパーツは、高齢の家族と暮らしていればもちろん、そうではなくても、広く一般的に使えるアクセサリーであったりする。手軽なカスタムを可能にするアクセサリーには数々の製品がラインアップされている。今回はその中から、ホンダ車に注目。実際にどのようなアクセサリーがあるのか見てみたいと思う。  幅広い年代のファミリー層から高い人気を集める「N-BOX」や「フリード」、「ステップワゴン」、そして「オデッセイ」には高齢者ユーザーのクルマ移動を快適にしてくれるアクセサリーが豊富に用意されている。   つかめる安心感  足もとに不安があると、どこかにつかまる必要がある。ビリーヴカーでは、一般車にはない場所にさまざまなグリップが取り付けられている。あらゆるタイプがあるが、ここでは代表的なものを一部紹介する。 [シートバックグリップ(N-BOX、フリード、ステップワゴン )] 横に広くつかみやすいタイプの乗降用「シートバックグリップ」は、乗り降り時と車内での移動に便利だ。アクセスを簡単で安全にしてくれる。価格は1万780円(税込み)。 [フロアグリップ(フリード、ステップワゴン)] 助手席の座面横に取り付けられた「フロアグリップ」は、しっかりとつかむことができ、クルマの乗降時に加え、走行中の姿勢安定にも効果を発揮する。多くの人にとって便利な優れものである。本体とグリップパッドの合計価格は2万6950円(税込み)。 [吊革グリップ(N-BOX、フリード、ステップワゴン、オデッセイ )] 山道を走行する時など、後席に座る人は上半身を前に乗り出し、サイドウインドウの上に取り付けられたグリップをつかんでいることが多い。ところが、体格や年齢などによっては、腕を上げている姿勢はかなりの負担になることもある。そこで、通常のグリップを「吊革(つりかわ)」タイプにしてしまうアクセサリーが「吊革グリップ」だ。腕を高く上げる必要がなく、ラクな姿勢でしっかりと握ることができる。使用しないときは巻き上げ可能で、視界の邪魔にならない。価格は5280円(税込み)。 [ドリンクホルダーグリップ(フリード、ステップワゴン)] ダッシュボードのドア側に設置されたドリンクホルダーは、丁度よい取手としてつかみながら車内に乗り込む場合もあるが、これをつかみやすい「グリップ」にしてしまうアクセサリーがある。腕を上げなくても手がかけられる高さにある「ドリンクホルダーグリップ」は、価格は9350円(税込み)。   みんなに優しい装備  高齢者や歩行困難な方だけでなく、多くの人にとっても「あれば便利」なアクセサリーもある。 [テールゲートストラップ(N-BOX、フリード、ステップワゴン、オデッセイ )] 車高が高めのクルマの場合、リヤゲートを開けるのは問題ないが、閉めるときにドアが届かないという場合がある。つかみやすく、ラクに閉められる「テールゲートストラップ」は背が届かない、腕を上げにくいといったユーザーにとって優しいアクセサリーだ。価格は1100円(税込み)。... ...

    On 2021年3月9日 / By wpmaster
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    【ホンダ オデッセイ サイドリフトアップシート車 2021】Believe体験試乗

    文と写真●Believe Japan 2021/2/15(月)配信  大幅マイナーチェンジしたホンダ オデッセイの「サイドリフトアップシート車」を体験試乗! 新型オデッセイの上質感とゆとりのある空間を、実際に試乗しながらご紹介します。 関連記事:【新型オデッセイ試乗】回転シート車は、これからのクルマ選びにハズせない! ...

    On 2021年2月15日 / By wpmaster
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    【新型オデッセイ試乗】回転シート車は、これからのクルマ選びにハズせない!

    文と写真●Believe Japan 2021/2/12(金)配信  ホンダの上級ミニバン「オデッセイ」が、昨年末に大幅マイナーチェンジを実施。それにともない、車いす利用の方や足腰の弱い高齢の方に便利な「サイドリフトアップシート車」と「助手席リフトアップシート車」も新しくなった。  新型オデッセイが目指したのは、『さらなる上質さと心地よさの向上』。厚みのあるフロントマスクの採用で外観はグッと迫力を増したが、むしろ注目すべきは、既存ユーザーから徹底的にヒアリングを行い見直したという、その中身だろう。  たとえば、インテリアではインパネまわりが全面的に変更され、ナビゲーションパネルの大型化(10インチ)やコンビメーターの形状変更、手の触れやすい位置へのソフトパッドの配置、収納式ドリンクホルダーの追加、インパネアッパーボックスをリッド付きにするなど、ユーザー目線で変更されている。  また、静粛性を高めるべくフロントドアガラス/スライドドアガラスの遮音化、テールゲートガラスの板厚アップに加え、ノイズリデューシングホイールも採用するという徹底ぶり。安全運転支援システム「ホンダセンシング」では、後方誤発進抑制機能が新たに加わった。  オデッセイの回転シート車には、「サイドリフトアップシート車」と「助手席リフトアップシート車」があるが、これは車いす利用の方(もしくは足腰の弱い高齢の方)がどちらに座って移動したいかで決まることが多いという。つまり、家族内で相談しましょうというわけだ。ユーザー目線で言えば、選べるところがありがたい。  今回試乗したのは、新たにアブソルートに設定され、2.4Lガソリンエンジンを搭載した「サイドリフトアップシート車」。市街地、高速道に加え、ちょっとした山道でも試したが、全行程でドライバー、2列目シートとも落ち着いて乗れる1台に仕上がっていた。この「落ち着いて乗れる」ことは、通常のクルマに加えてビリーヴカー(福祉車両)にとっても非常に重要なチェック項目。リラックスできる環境であれば、おのずと笑顔も増えるもの。  現在、この車格で選べるビリーヴカーはさすがに少ない。快適性の話はベースとなるクルマそのものに起因する話ではあるが、今回改めて、車いす利用の方や足腰の弱い高齢の方に、オデッセイはやさしいクルマだと感じた。 ホンダ オデッセイ アブソルート サイドリフトアップシート車 FF/7人乗り(CVT) ■全長×全幅×全高:4855×1820×1695mm■ホイールベース:2900mm■トレッド前/後:1560/1560mm■車両重量:1830kg■エンジン:直4DOHC■排気量:2356cc■最高出力:175ps/6200rpm■最大トルク:23.0kgm/4000rpm■サスペンション前/後:マクファーソン式/車軸式■ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク■タイヤ前/後:215/60R17 ■車両価格:363万4000円(消費税非課税) 関連リンク:ホンダ福祉車両(https://www.honda.co.jp/welfare/) ...

    On 2021年2月12日 / By wpmaster
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    聴覚障がいのある従業員とのコミュニケーションをサポートするHonda独自のAI音声認識システム

    文●Believe Japan  写真●Honda、Believe Japan  2020/12/29(火)配信  「主に筆談だった聴覚障がいのある従業員と健聴者のコミュニケーションを、より円滑にできないものか……」。かねてからこの課題に直面していたHonda。発表された「ホンダ・コミュニケーション・アシスタンス・システム(以下Honda CAシステム)」は、Hondaの先端科学技術の研究を担う、株式会社ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンとホンダ太陽株式会社、ホンダR&D太陽株式会社が共同開発したもので、社内利用が2020年9月から本格的に開始されたとして、今回報道陣に披露された。  会議の場などリアルタイムに双方向のコミュニケーションが求められる状況では、意思疎通の正確性、そしてスピードなど、多くの課題があるもの。このHonda CAシステムは、発話内容をリアルタイムかつ高い正確性でテキスト表示することができ、会議の流れやコニュニケーションを妨げることがない。  マイク、音声認識サーバー、テキスト配信PC、テキスト表示用タブレット・スマートフォン等で構成されているHonda CAシステムは、発言者がマイクに向かって発言すると、AI音声認識システムが発話内容をテキストに変換、テキスト配信PCを通じてタブレットやスマートフォンにテキスト表示するもの。社内業務を考慮したチューニングで、社内専門用語も高い正確性をもって変換可能で、発話から表示までの時間も約2秒と素早い。また、音声認識に加えて、キーボード入力や手書き入力でも発言可能で、図面やイラストなども表示することができる。  現場ではすでに「筆談負荷が大幅に減り、会議に集中できる」、「リアルタイムに理解でき、タイミングよく意見を主張できるので、会議参加の実感が得られ、モチベーションにつながる」、「仕事の経緯が分かるので、納得して仕事に取り組める」などと高評価。会議時間も2~3割短縮される効果も確認できているという。  「技術は人のためにある」。このHondaの研究開発の信念が具現化したHonda CAシステムは、現在はHonda内での活用にかぎられているが、今後、さまざまな状況に使用される可能性を秘めたシステムといえるだろう。 本田技研工業株式会社 人事部 多様性推進室室長 町 潤 氏 Hondaの基本理念である「人間尊重」は、自立した個性を尊重しあい、平等な関係に立ち、信頼し、持てる力を尽くすことで共に喜びをわかちあいたいという理念(自立、平等、信頼)で成り立っていると町潤氏。 ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンプリンシパルエンジニア 住田直亮 氏 今後も、すべての人々が働きやすい環境をつくるべく「完全ハンズフリー音声入力」、「自動学習・自動登録」、「図表入力、変換」、「手話認識・生成」などの展開を実現したいと住田直亮氏。 ...

    On 2020年12月29日 / By wpmaster
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    クルマを運転する楽しみがしっかり味わえる! [ホンダ フィット 2020] Honda・テックマチックシステム 手動運転補助装置〈Dタイプ〉[竹岡 圭のビリーヴカー インプレッション]

    文と写真●Believe Japan 2020/9/11(金)配信  介助する側、介助される側、双方の立場になってビリーヴカー(福祉車両)をインプレッション! レポートするのは、介護経験があり自身も福祉車輌取扱士スペシャリスト資格を持つタレント・モータージャーナリスト 竹岡 圭。今回は、手動運転補助装置「Honda・テックマチックシステム」搭載の新型フィットをご紹介します。 ホンダ福祉車両:https://www.honda.co.jp/welfare/ ...

    On 2020年9月11日 / By wpmaster
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    なんと1976年に誕生していた! ホンダの手動運転補助装置

    文と写真●Believe Japan 2020/9/10(木)配信  「~移動の喜びを一人ひとりに~」。ホンダはこの人間尊重の基本理念のもと、長年クルマを製造・販売しているが、福祉車両(ビリーヴカー)に関しても、その歴史はじつに長い。  現在、福祉車両には大きく分けて「介護車両(介護する側が運転する)」と「自操車両(補助装置を使って自身で運転する)」の2種類が存在するが、ホンダは後者の「自操車両」を、なんと1976年に誕生させていたのだ! 初代シビックに搭載されたのは、両下肢に障がいを持った方へ対応する手動運転補助装置で、「Honda・テックマチックシステム」と呼ばれるもの。その後、ホンダは両上肢に障がいを持った方へ対応する足動運転補助装置「Honda・フランツシステム」も1982年に完成させている。とくに足動運転補助装置は技術的にもハードルが高く、当時の営業スタッフが障がいを持つ一人の女性との出会いがきっかけとなり開発されたというが、その完成までの道のりは長く、まさしくチャレンジの連続だったという。  今回は、手動運転補助装置の「Honda・テックマチックシステム」をクローズアップ。新型フィット用に開発された「Honda・テックマチックシステム」は、e:HEV(イーエイチエーブイ)とガソリン車双方に装着でき、両足が不自由な方向けの「手動運転補助装置〔Dタイプ〕」、右足が不自由な方向けの「左足用アクセルペダル〔Bタイプ〕」、片手が不自由な方向けの「ハンドル旋回ノブ〔Aタイプ〕」、「左手用ウインカーレバー〔Lタイプ〕」がラインアップされている。  ちなみにこの手動運転補助装置。日本ではあまり見かけない印象があるが、欧州ではもっともポピュラーなビリーヴカーといえ、現地の福祉関連イベントの駐車場ではかなりの台数を見かける。地理的な問題はもちろんだが、できるだけひとの手を借りず、自立した毎日を過ごしたいという彼らの生活に根ざした必需品というわけだ。    話は戻って、撮影車は「手動運転補助装置〔Dタイプ〕」に「ハンドル旋回ノブ〔Aタイプ〕」が装着された仕様。運転補助装置と聞くと、なにやら複雑な機構がインテリアの雰囲気をガラリと変えそうなイメージあるが、写真を見てわかるように、じつにすっきりとキレイにまとまっている。とくに足元スペースは広く開放感にあふれていて、コントロールグリップの質感や剛性感も、後付け感がない。この違和感のなさに、長年積み重ねられたノウハウが感じられる。  早速試乗してみると、発進、停止、そしてステアリングのしっとりとしたフィーリングなど、新型フィットの魅力がまったく損なわれていないことを確認。動画レポートを担当した竹岡圭氏も、「思っていた以上に走りが楽しい!」を連呼していた (こちらはインプレッション動画をご覧ください)。  開発メンバーに話を伺うと、「基本的な機能や操作のロジック、耐久性などは自動車メーカーの名に恥じぬものに。また、実際には使用される方の状態にあわせた、いろいろな対応を行っています」とのこと。いまホンダには、実際に福祉車両を見て、試すことができるバリアフリーのお店「オレンジディーラー」があるのをご存知だろうか? ここでは介助士資格取得スタッフが常駐し、いろいろな相談ができるという(介護車両の展示はあり。今回のような自操車両は要相談)。そして、そのような心強いお店が全国に406拠店! もあるというから驚きだ。  車いす生活での移動の重要性は、あらためて語るまでもないだろう。モータースポーツでの活躍や航空業界への進出など、さまざまな分野で実績を積み続けるホンダだが、福祉車両(ビリーヴカー)も諦めないところに、そのチャレンジングスピリットを感じる取材となった。 新型FIT「Honda・テックマチックシステム」Dタイプ。外観は通常モデルとまったく同じだ。 開放感ある運転席まわり。フィットは2本スポークステアリングで、視覚的にもゆとりが感じられる。 このコントロールグリップで、アクセルとブレーキの操作を行う。とても剛性感が高くしっかりしたつくりで、ほかにもハザードスイッチ、ウインカースイッチ、ライトスイッチ(HI/LO)、ホーンスイッチが集約されている。また、〔Dタイプ〕は障がいのない方も運転できるように、コントロールグリップ固定する(機能を停止する)ねじ穴も装着されている。 ハンドル旋回ノブは、「ホーンなし」と「ホーン付き」が選べる。 撮影車には未装着だが、サポートアイテムとして、運転中にアクセルペダルやブレーキペダルを誤って踏むのを防止する「ペダル誤操作防止プレート(Dタイプ用)や、左足のみでアクセルとブレーキの操作が行える「左足用アクセルペダル〔Bタイプ〕」も用意されている。 シートは標準モデルとまったく同じだ。... ...

    On 2020年9月10日 / By wpmaster
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    ホンダ ステップワゴン福祉車両の優れた機能性を実感する

    文と写真●Believe Japan  車いす乗車が可能なホンダの福祉車両は、現在N-BOX、フリード、ステップワゴンの3車種がある。どれも標準車がユーティリティに優れたモデルとして人気を博しているが、今回はそのなかでもっとも大きなステップワゴンにスポットを当ててみたい。試乗したのは専用エクステリアを持つ「スパーダ ホンダセンシング 車いす仕様車(FF) 2列目乗車タイプ」。スパーダは2017年9月のマイナーチェンジで、新しく採用したLEDヘッドライトによりシャープさが増し、フロントグリルもより存在感のあるデザインに一新。テールゲートスポイラーもさらにスポーティになり、現在高い人気を誇っている。  ステップワゴン/ステップワゴンスパーダには、車いす仕様車、サイドリフトアップシート車、助手席リフトアップシート車の3タイプの福祉車両が設定されているが、車いす仕様車に実際に触れて感じるのは「自然な感覚」だ。優れたスペース効率によって広々とした室内空間を持ち、ストレスの少ない車いす乗車を実現している。 秀逸な使い勝手に注目  細部も、ユーザーの使い勝手を重視した工夫が随所に見受けられる。車いす仕様車でもっとも力を要するスロープの展開も、ダンパーアシストによって手軽に行えるようになっている。また今回試乗した2列目乗車タイプは、3列目シートの収納もショルダー部にあるベルトを引くだけで、自動で床下に収納されフラットなフロアとなる。跳ね上げて両サイドに固定するタイプと比べ、スペース効率はもちろん、使い勝手のよさに大きく貢献している。本来は面倒な作業だったことを忘れさせてくれる機能だ。 スムーズな乗車ができるので安心    ここではステップワゴンスパーダの2列目シートへの乗車手順を解説していこう。まずはバックドアを開け、ロックを解除。そしてグリップを持ってアルミスロープを車外へとセットする。この際、ダンパーが付いているので軽々と操作できるのがポイントだ。次に主電源スイッチをオンにし、ベルトフリースイッチを長押ししてウインチベルトを引き出す。続いてリモコン電源をオンに。車いすを押しながら、リモコンの「入」スイッチを押し続けながら電動ウインチを作動させ、車内に引き上げていく。ウインチは力強く静かに作動する。そして、ベルトにたるみがないかをチェックしたら、シートベルトを着用する。手順さえ理解すれば、一連の作業はだれでも簡単に行うことができる。 車いすを載せるときに、介助者が頭をぶつけないような工夫もこらされている。また、大きめの車いすも積載可能だ。 3つの乗車タイプを設定  ステップワゴンの車いす仕様車は、ホンダセンシング標準装備の1.5Lターボ車となり、標準タイプには「2列目乗車タイプ」「3列目乗車タイプ」「2列目&3列目乗車タイプ」の3タイプを、スパーダには小児介護に人気の「2列目乗車タイプ」を設定している。  マイナーチェンジで「歩行者事故低減ステアリング機能」が加わったことで、安全運転支援システムの「ホンダセンシング」が大きくレベルアップした。福祉車両を含めた全グレードに標準装備されることになったのも見逃せない。まさにホンダ福祉車両のベストコンフォートといえる快適さが印象に残るモデルだ。また、今回の「2列目乗車タイプ」の大きな特徴のひとつに、介助者と車いすが横並びで乗れることが挙げられる(左上写真参照)。介助者、車いすの乗員どちらも、安心かつリラックスした移動ができるだろう。   価格 Gホンダセンシング 車いす仕様車 FF... ...

    On 2019年8月9日 / By wpmaster
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    ホンダは福祉車両であっても、違和感のない自然なデザインを目指す【バリアフリー2019】

    文と写真●Believe Japan  軽自動車最大級の後席スペースと荷室の広さ、そして小型車をも凌駕するほどの作り込みで日本でもっとも販売台数の多い軽自動車に成長したホンダ「N-BOX」。その福祉車両である「N-BOX スロープ仕様」も、2018年度で5645台を販売する大ヒットモデルとなった。その理由は、ベース車の魅力に加えて、ユーザーの声を反映して考え抜かれた、使い勝手のよさと快適性の高さにある。  多くのユーザーから支持を集めているホンダの「N-BOX スロープ仕様車(157万5640円〜188万8840円)」。  たとえばテールゲート。福祉車両であっても、できるだけ違和感のない自然なデザインにしてほしいという要望を受けて、新型N-BOX スロープ仕様ではテールゲートを専用に設計した。  リヤシートを床に収納することで、車いす乗車モードでも足元の空間は広々。収納の際にリヤシートのヘッドレストを外す必要がないのも嬉しい。リヤシート背後のパネルを収納するためのポケットも前席のシート背面に用意されている。身体を支えるための手すりも使い勝手にこだわった。  ウインチを小型化して前席シート下に収めるなど、空間効率を高める工夫が随所に見える。  4人乗車モードでは通常のクルマと同じように人と荷物を乗せることができる。  スロープが荷室の床になる設計で、広さも十分。スロープの下も収納スペースとして活用できるため、靴や傘などをしまうのに便利。    また、「ステップワゴン 車いす仕様車(310万8000円〜324万5000円)」も、「このクルマでなければ」という声の上がるモデル。車いすの乗車位置を3タイプから選べるのが特徴。車いす1台を含めて最大7名が乗車できるタイプでも、車いすを乗車する位置を2列目または3列目から選べるなど、利用者の生活や使い勝手に応じた仕様を選べるようになっている。  ストレッチャーやリクライニングした状態での移動が必要な方にとっても、「ステップワゴン 車いす仕様車」はぴったりの選択肢。2列目と3列目のスペースが活用できるからだ。また、2列目、3列目それぞれに車いすを使用することも可能。  フロアを福祉車両専用設計とすることで、介助者が使いやすいフラットな床面を実現。車いすでの見晴らしもよく、快適な空間に仕上げた。  乗り降りの際に少しでも頭上のスペースを稼ぐために、天井も特別仕様になっている。  床はフローリング仕上げとなっている。清潔感があり、手入れもしやすそうだ。... ...

    On 2019年5月3日 / By wpmaster
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