2022/4/22(金)配信 ダイハツは福祉介護・共同送迎サービス「ゴイッショ」を、2022年4月22日に発表。全国の地方自治体を対象に販売を開始する。 このサービスは、複数の介護施設の送迎業務を外部委託し、地域全体で共同化することで効率のいい送迎を実現。これにより、介護施設の人材不足の解消が可能になる。「ゴイッショ」の導入で介護施設は送迎以外の業務に注力でき、コスト低減にも寄与。結果として、地域全体での介護サービスの高品質化にもつながるという。 サービス提供にあたっては、より地域に根ざしたサービスとするべく、課題調査、実証実験の企画・運営を地域と連携して行い、導入決定後は運行管理システムの提供や運営を支援する。さらに、送迎の空き時間を活用した「買い物支援などの移動サービス」、「宅食サービスなどモノの配送」など、ほかのサービスとも掛け合わせた取り組みについても検討支援を行う。 ダイハツが福祉介護・共同送迎サービス「ゴイッショ」公式サイトhttps://www.daihatsu.co.jp/goissho/ ...
On 2022年4月22日 / By wpmaster介助する側、介助される側、双方の立場になってビリーヴカー(福祉車両)をインプレッション! レポートするのは、介護経験があり、自身も福祉車輌取扱士スペシャリスト資格を持つ、タレント・モータージャーナリスト 竹岡 圭。今回は、ダイハツ タントで福祉車両を開発しているエンジニアの太田吉彦さんをゲストにお迎えし、新型がどのように進化したのか、その工夫について紹介します。 ...
On 2020年1月15日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 1995年から軽福祉車両をラインアップし、1999年にはインライン生産化。現在では軽福祉車両を6車種(車いす移動車、昇降シート車)展開するダイハツ。今回DNGA第一弾としてフルモデルチェンジしたタントは、標準モデルの魅力を大幅にアップしていることはもちろん、新たな試みとして、標準モデルと福祉車両の間にある「福祉車両は必要ないけれど、高齢者の乗り降りなどで、もう少し便利なクルマがあれば」という需要に注目。すでに超高齢化している日本の現状への回答となる仕様を送り出してきた。 おもしろいのは、この「標準車と福祉車両の垣根をなくす」というコンセプトを実現するにあたり、徹底した「介護予防」を観点にしているところ。従来の福祉車両が比較的介護レベルの高い要介護のユーザーが中心だったことに対し、新たに、フレイル高齢者(加齢とともに運動機能や認知機能が低下してきた状態。要介護にいたる前の状態)、要支援者、軽介護度のユーザーに便利に使ってもらえるような仕様を目指している。これを実現するにあたり、2017年から産学共同研究を実施。理学療法士や大学教授に加え、実際に多くの高齢者の方の協力を得て、下に紹介する仕様のモデルが誕生した。 【ミラクルオートステップ】 助手席と後席両方の乗降性を向上する「ミラクルオートステップ」は、ステップ耐荷重100kgのロングタイプ。ステップ非装着車に比べ股関節の屈曲角度が小さくすみ、高齢の方はもちろん、小さな子供にも便利。ミラクルオープンドアとの組み合わせは、乗降時の負担の少なさでは最高レベルと言える。 【ラクスマグリップ(助手席・運転席/助手席シートバック)】 たかがグリップと侮るなかれ。一度この装備に慣れてしまうと、手放せなくなりそうなのが「ラクスマグリップ」。位置と形状にとことんこだわったというこのグリップは、手を伸ばしたところに自然にある感じで非常に使い勝手がいい。握りやすく滑りにくいといったグリップ形状にもしっかり気が使われている。こちらは乗降時に加え、シートの移動(後席の左シートから右シートへ)にも便利だ。 【ウェルカムターンシート】 助手席ターンシートは、一人での乗り降りをサポート。シートを30度に回転させると、ラクスマグリップ(助手席)を正面でつかむことができ、足腰に不安がある方でも安心して乗り降りができる。 【パワークレーン】 ワンモーションで車いすをラゲッジスペースに収納できるパワークレーン。こちらはクレーン本体が天井部分に装着されるため、ラゲッジの床面部分は標準車と同じように使え、後方視界も妨げない優れもの。当然、クレーン装着部分はボディの剛性も高くなければならず、車両設計の段階からメニューに組み込まれたものだ。また、このクレーンはタント専用のものとなる。 【スローパー】 車いすをそのまま載せられるスローパーも、今回大きく進化している。まずは新開発となるリトラクタブルスロープ。新たにワンタッチでスロープの前傾が可能となり、車いす乗車がない場合はフラットなラゲッジスペースとして活用できることになった。また、車いす乗車スペース幅も20mm拡大し、車いす固定ベルトも操作が少なくてすむように改良が施されている。さらにリヤバンパー部分にはプロテクターモールを装着。こちらはスロープを展開するときにつく傷を防止するもので、万が一傷がついてしまっても、安く交換できる部品となっている。 ... ...
On 2019年9月16日 / By wpmasterダイハツは、ペダル踏み間違えなどによる急発進を抑制する後付けの安全装置「つくつく防止」の搭載対象車種を拡大し、7月29日(月)に全国で発売した。 今回新たに5代目「ムーヴ」、初代「ミラ イース」が加わり、7車種8モデルへと拡大したこの装置は、ソナーセンサー、コントローラー、インジケーターを装着し、誤った操作により重大事故の減少を目指すもの。具体的には、車両前後に取り付けたソナーセンサーが前後方3メートル以内にある障害物を検知し、 アクセルペダルを強く踏み込んだ場合、システムがペダル踏み間違いと判断。燃料の供給をカットすることでエンジンの出力を抑制する仕組み。また、室内に取り付けたインジケーターとブザー音で運転者に警告し、急発進を抑制する。さらには、ソナーセンサーで前後方の死角にある障害物を検知し警告する「パーキングセンサー機能」も備えている。 これにより、ダイハツ車の現保有台数(約970万台)のうち、約半数の車両が予防安全機能「スマートアシスト」搭載車、または後付け安全装置の対象車両となる。 価格は、3万4560円[消費税8%税込](5万9508円[標準取付費込]) ...
On 2019年7月29日 / By wpmaster文と写真●Believe Japan 広大なスペースを使って最新の福祉車両を展示し、実際の使い勝手を試すことができたトヨタ・ダイハツのブース。安心と安全をテーマに開発された福祉車両は、ただベースモデルに機能を追加しただけではなく、地域や実際に車両を使うユーザーに寄り添う形で作られている。世界有数の自動車メーカーであるトヨタと小型車専門メーカーであるダイハツが、それぞれの強みを生かしながら、多様性のあるラインアップを構成しているのが特徴。 たとえばこちらのパネルは「シートが回転・昇降、回転・前傾して乗り降りする車両」の一覧が示されたもので、非常に数多くの福祉車両が存在することがわかる。ユーザーの事情や環境に合わせたモデルが選べるということだ。 「ノア ウェルジョイン 助手席リフトアップシート付(270万3000円〜276万6000円)」は、多人数の送迎をより快適にするクルマ。運転手の負担が少ない車両サイズがポイントで、コストを抑えながら3列目にも乗り降りしやすいよう工夫が凝らされている。 福祉車両ではないクルマを、簡単かつ低コストで使いやすくできるのが「サポトヨプラス」と名付けられた用品類。乗り降りを楽にしてくれたり、カーブでの身体を支えるのを手助けしてくれたりするもので、取り付けも簡単。 扱いやすさが人気の「シエンタ 車いす仕様車(213万円〜249万6000円)」には、3タイプの車いす仕様車が用意されている。車高降下機能を持つ「タイプⅠ」、車いすでの2列目乗車やストレッチャーにも対応する「タイプⅡ」、そして「タイプⅠ」の機能に助手席回転チルトシートを標準装備した「タイプⅢ」。 「エスクァイア 車いす仕様車(304万4000円〜337万9000円)」は、広い室内スペースを生かして多彩なバリエーションを用意している。2列目と3列目への同時乗車を実現した「タイプⅠ」。3列目を生かせる「サードシート付」と8ナンバー仕様の「サードシート無」仕様を用意した「タイプⅡ」。そして先進的な電動車いす「電動ウェルチェア」が標準装備されていて、ワンタッチで固定可能な「タイプⅢ」。 「ヴォクシー 車いす仕様車(290万1000円〜323万6000円)」は、機能やバリエーションは「エスクァイア 車いす仕様車」と同じ。デザインの好みや予算で選ぶことができる。 長距離、長時間でも快適な移動を実現してくれるのが「ヴェルファイア サイドリフトアップシート装着車(356万1000円〜516万8000円)」。乗り降りの際に2列目のシートが電動でスライド&チルト。膝への負担を考えた角度も自慢。 助手席が回転して車外にスライドダウンして乗り降りを助けてくれる「ルーミー 助手席リフトアップシート車(174万5000円〜223万6000円)」。手動で車いすを荷室に固定する「タイプA」と35kgまでの車いすを電動で収納できる「タイプB」が存在。 車いすの方が運転席に乗り降りするのをサポートしてくれる「プリウス... ...
On 2019年5月6日 / By wpmaster文●Believe Japan 写真●Believe Japan、ダイハツ 今回のバリアフリー展で、ダイハツは初めてトヨタと合同展示を行った。ダイハツのフレンドシップシリーズ7台とトヨタのウェルキャブシリーズ9台という、軽自動車から普通車までの、幅広い福祉車両のラインアップを見せつけた。 2017年、軽福祉車両の販売で首位に立ったダイハツは、主力のタント、商用タイプのハイゼットともに、フレンドシップシリーズの使い勝手のよさ、介助のしやすさをアピールした。 ミラクルオープンドアの便利さ 助手席側のBピラーがなく開放感のある「ミラクルオープンドア」は、タントの大きな魅力。車いす仕様車「タントスローパー」、助手席シートリフト仕様車「タントウェルカムシート」ともに、そのアドバンテージを生かして、快適な乗り降りと介助を実現している。 助手席側の開口幅は1490mmと圧倒的。車いすの乗車スペース(前後長)は通常1190mmだが、リヤシートが簡単に取り外せ、1530mmの大空間となる。 スロープはリヤ部分のリッド自体が下がることによって、わずか1115mmの突出にとどまり、角度も13°で乗車もしやすい。狭い場所では非常に便利だ。 タントには、助手席シートリフトの「ウェルカムシート」仕様もある。こちらは、ミラクルオープンドアの恩恵がダイレクトに感じられ、アクセスのしやすさは助手席リフト仕様車両随一と言えるだろう。 危険を検知するとドライバーに警告し、自動で緊急ブレーキをかけるなど、安全運転を支援する「スマートアシスト」もしっかりと装備されている。現在、第3世代にまで進化し、高感度センサーと高精度のステレオカメラによって、先行車だけでなく歩行者も認識できる。ほぼすべてのグレード(タントスローパー Lを除く)に標準装備される。 タントの福祉車両は、ボディの外側に4個のカメラを装備し、車両を真上から見ているような映像が表示される「パノラマモニター」を採用している。車両の前後左右に、乗り降りできるスペースがあるかどうかの見極めにも役立つ便利な装備だ。... ...
On 2018年6月4日 / By wpmasterダイハツは、軽自動車「タント」、福祉車両「タント スローパー」と「タント ウェルカムシート」を一部改良し、2017年12月18日から発売した。 今回の改良ではベース車と同様福祉車両にも、4箇所のカメラを用いて車両の前後左右を映し、クルマを真上から見ているような映像をナビ 画面に映し出す「パノラマモニター」を採用(福祉車両はメーカーオプション)し、安全性能を向上させた。 ●価格 ・タント スローパー:143万円〜181万円 ・タント ウェルカムシート:152万5000円〜186万円 ※消費税非課税。 ...
On 2017年12月18日 / By wpmasterダイハツは、スマートフォンアプリのデイサービス向け送迎支援システム「らくぴた送迎」を開発した。 現在介護事業所では、利用者の送迎時に多人数乗車ができる大型車両を導入しているケースが多い。これは「一筆書き送迎」と呼ばれ、1台の大型送迎車が施設利用者の家を次々に訪問し、いちどにまとめて介護施設まで運ぶという方式だ。これは一見効率がよさそうに思えるが、実際は大型車両を運転できるドライバーの確保や車両コストの高さ、狭い路地への入りにくさなど、さまざまな問題も抱えている。 なにより利用者は送迎車に乗り込んでも、ほかの利用者の家を次々と経由してから施設に向かうため乗車時間が長くなり、それが大きな負担になっているという。しかしながら軽自動車のような少人数乗車の車両を複数台導入すると、より緻密な運行管理を行う必要があり、今度は担当者の負担が大きくなるという問題があった。 これらの悩みを一挙に解決すると期待されるのが、今回ダイハツが開発した「らくぴた送迎」。これは、「送迎前」「送迎中」「送迎後」の3つのシーンで、送迎業務をサポートするシステムだ。 送迎前 「送迎前」に車両情報と利用者情報を登録すると、最適なルートを表示してくれ、送迎計画の作成はもちろん、計画書の修正、コピーもワンタッチでできる。また相性のよくない利用者同士の同乗を避けるための「相性アラート」も導入するなど、現場の声に寄り添った機能が充実している。 施設のパソコン画面。迎えに行く施設利用者の情報がリスティングされる。 次に今回の送迎に適した車両を確認して選択することができる。 送迎の最適なルートは、ドライバーのスマートフォンにも表示される。 送迎中 「送迎中」は、施設のパソコンとドライバーのスマートフォンが連携し、施設からはドライバーの位置が地図上で確認できる。さらに利用者の急なキャンセル情報の共有や、ひとつ前の地点を出発する際、次の地点の利用者に自動電話を掛けるお知らせ機能なども設定できる。 施設のパソコン画面。ドライバーの現在位置が表示される。 次に迎えに行く地利用者に自動電話を掛ける機能がある。事前に予告することで、待機時間などロスを減らすことができる。また利用者の急なキャンセルなどの情報は速やかに反映され、最適に修正されたルートが表示される。 ... ...
On 2017年12月3日 / By wpmasterダイハツは、軽福祉車両「ハイゼット スローパー」「アトレー スローパー」「アトレー リヤシート リフト」をマイナーチェンジし、11月13日から全国一斉に販売を開始した。 今回の改良では、ステレオカメラを用いた衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を採用。軽商用車としては初となる、歩行者認識機能を備えた衝突回避支援ブレーキやオートハイビームなどを搭載した(一部グレードを除く)。 また、ベース車となる「ハイゼットカーゴ」および「アトレーワゴン」ともに内外装デザインがリニューアルし、軽福祉車両も同様の改良を受けた。具体的には、「ハイゼットカーゴ」は安定感のあるフロントデザインへ変更するとともに、フロントバンパー左右に着脱可能なコーナーピースを設定し、傷ついた場合の修理費用・交換作業を低減できる構造とした。インテリアはインパネ、シートの意匠を見直し、ブラック基調へと変更された。 「アトレーワゴン」は LED ヘッドランプやメッキフロントグリルの採用などにより上質感あるエクステリアとし、インテリアはブラック基調の統一感あるインパネ、シートとしている。 さらに、車いす移動車「ハイゼットスローパー」「アトレースローパー」では、車いす乗車者用の3点式シートベルトを採用。さらにスライド式スロープの使いやすさはそのままに、 スロープのアシスト機構を一新したことで、収納時の操作力を大幅に軽減した。 ●価格 ハイゼット スローパー リヤシートレス仕様(折り畳み補助シート付) :161万5000円〜174万円 ハイゼット... ...
On 2017年11月14日 / By wpmaster文●Believe Japan 写真●Believe Japan、ダイハツ ダイハツは今回の東京モーターショーで、少子高齢化や働き方の多様化といった、今日の日本社会が直面するさまざまな課題や環境の変化に対応したコンセプトモデルを4台発表した。いずれも車名には「DAIHATSU NEWNESS」の略である「DN」の2文字が付けられているが、ここでとくに注目したいのは、車いすの乗り降りも手軽で幅広い業種や用途に対応できる軽自動車「DNプロカーゴ」。未来の働く人のパートナーとなることを想定した軽自動車規格の商用電気自動車(EV)である。 DNプロカーゴは、電気自動車ならではの低重心やフラットな低床構造によって、拡張性と使い勝手のよさが追求されている。また後部に電動リフトが設置されているので、車いすでの乗り降りがしやすく、重い荷物の昇降もスムーズに行える。床が低いことで車内空間は広く、またフラットなために車いすでも車内での移動、作業が快適に行えるのが特徴だ。 低床のため、車体下部から出てくるリフトですぐに昇降できる。リフトの操作は、車体に付いたボタンで簡単に行える。操作も非常にわかりやすい。 横開きのバックドアは女性やお年寄りでも強い力を入れずに開閉できる。 DNプロカーゴは100%EV(電気自動車)。ダイハツでは「狭い地域を移動するには、自宅や会社などで手軽に充電できるEVのほうが適しており、さらにクルマが電源となることで、さまざまな電子機器を車内で使用することができる」と説明する。実際に軽自動車のサイズを生かして、住宅地の細い路地や農村のあぜ道でも気軽に移動できるだろう。 運転席と助手席の間の床下に電気モーターを置き、バッテリーも床下に平らに敷くことで低床化を実現している。車内の広さに加えて走りの快適さも大幅にアップしているという。 フラットなフロアはウォークスルーも可能で、1600mmの室内高は目的地に着くと部屋やお店として使うことができる。目的に合わせて車内のレイアウトを手軽に交換できる「マルチユニットシステム」が採用され、幅広く「プロ」の要求に応えていくという。DNプロカーゴのコンセプトは「走るお店・オフィス」だ。 車いす2台を搭載して、快適に移動することができる。... ...
On 2017年11月6日 / By wpmaster© 2016-2020 Believe Japan, Inc. All rights reserved.